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「ごはんですよ」対策を考える

 雨が降ったり、晴れてみたり、私としては水やりを誤りがちな時期です。

 

 今年はなるべく盆栽の手入れを優先させて、良い樹を作れるように、そのために気持ち良い棚であるように、いろいろ時間を割いているのですが、その邪魔をする存在が雨のあとに増えました。

 その存在とは、表土にへばりつく、「ごはんですよ」みたいな黒いぬるぬるした膜状の物体。

 一度出て来ると、取り去ってもまた出てきて、キリがありません。

 まず、雨の後に増えるとなると、水が多い鉢に出てくるものなのでしょう。

 取り去ってもまた出てくるということは、取り残しの原因菌みたいなものが、その鉢が増殖しやすい環境のために起こることなのでしょう。

 このごはんですよを放置すると木や草がショボショボする印象です。

 また、表土の色から、乾き具合を見誤ることも。

 だいいち、その見た目にうんざりで、私のほうが弱ってきます。

 なにか良い手はないものかと考えました。

 とりあえずこのテのものは酸に弱いはずと思い、ひとかたまりピンセットでつまんで、お酢の中に漬けてみたところ、黒から少し赤味を帯びて、茶色っぽく変色しました。

 これは「まいった!」という意味でしょう。

 方向性は間違っていないようですが、薄めずに使って木を枯らしても意味ないですし、恐らく、増えてしまったものは掃除して、時々酢や木酢液を薄めたものを潅水して菌が増えにくい環境を作っていくのが良いのかも・・・

 昔の農家の人は、酢と黒砂糖と焼酎を混ぜたものを使って土の状態をリセットしたんだとか。

 でもひとつ心配なのは、同じ水を潅水して、せっかく増えたヒゴケなどまでがやられてしまうのではないかということ。

 いろいろ調べたら、この黒いぬるぬるしたごはんですよに対する効果をうたったスプレーも見付けました。

 一度試してみる価値はあるかも知れません。

 長雨で鉢にはびこる飯の友・・・

 「ごはんですよ!」

 「ごはんですよ」は迷惑ですよ!


盆栽の参考書

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 今年2度目の開花だったでしょうか?

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 何バラと言いましたっけ。

 去年の挿し木か根伏せです。

 さてさて、以前T屋さんのお宅に伺った際に、是非とも聞いておきたいと思って尋ねたことがあるのです。

 それは、「盆栽をやる上で参考になる本というのはありますか?」ということ。

 答えは「山渓カラー名鑑」でした。

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 盆栽の本ではなく、カラー写真たっぷりの分厚い図鑑です。

 どういう場所に生きる植物なのかが書いてあるので、そこから育て方をも知ることができる、とのこと。

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 私の住む町は古本屋さんの質が良く、写真の本は草だけが山ほど載っている巻ですが、先日古本屋さんで買いました。

 レジでお店の店主さんに、

 「山野草が趣味ですか?」

 と尋ねられましたが、

 「いえ、盆栽を少々」

 と格好良く答えておきました。

 たしか10年ほど前、20代の時にこのお店でニーチェの本を買った時は、

 「若いのに、こういったの読むんですか?」

 と聞かれたので、

 「ま、時々」

 と、これまた格好良く答えたのを思い出しました。

 お客さんの買う本について何か言う本屋さんはここだけです。

 今度このお店で、UFOについての本を買ってみましょう。

 そしたら店主さん、きっと私に

 「UFOの存在、信じるのですか?」

 と聞いてくるでしょう。

 そうしたら私は、

 「まさか・・・ね?」

 と言いながら、意味深な笑いを浮かべてやるのです。

 ちなみにここには、この山渓カラー名鑑の樹木の巻もあったので、今度買っておこうと思っています。 


山杜松と蒸鶏の簡単サラダ

 私は姫ザクロを盆栽を始める前から、もう7~8年くらいになるでしょうか、育ててきましたが、花ザクロというものは出会う機会もなく、去年の夏からです。

 今年、初めて芽吹きからの姿を見ているのですが、少し気付くこともあったりで、新鮮です。

 剪定の具合など、試してみて、結果を見て、という感じでご機嫌を伺いながらの作業です。

 さてさて、そんな花ザクロ(東洋照)ですが、6月の中旬に今年第1号のツボミが良い位置に着きました。

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 ぷっくらとしてかわいい、そしてちょっとおいしそうなツボミです。

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 ザクロのツボミを初めて見ると、これを実と勘違いする方がいますが、確かに実のようです。

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 6月の19日にはツボミの先端が割れてきました。

 う、生まれる~、という感じです。

 そして今日22日には花が開きました。

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 やたらゴージャスな花です。

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 ちょっと恥ずかしくなってしまうほどのセクシーさに、私は頬を紅潮させてしまいました。

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 第2弾のツボミも準備中です。

 タイミングが合えば例会で飾りたいと思っていたのですが、花が咲いたらバランスがとれなくなり、まともに立っていられなくなりました。

 心配が的中です。

 来年までに、余裕があったらもう少し大きく、安定の良い鉢を作っておかなくてはなりません。

 華やかな花の後でなんですが、棚の木々の中によくわからないものを見付けました。

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 少し考えて、思い出しました。

 たしか、しずかさんからいただいたハマエノコロの房を、遊びで作った餅巾着みたいな形の鉢に入れておいたものです。

 この鉢の大きさでは房をつけられないかも知れませんね。

 こういった1年草は、持ち込み云々とはいかないので、まずは最低限の大きさのある鉢で育てて、時期を見計らって鉢から抜いて土を洗い落とし、愛草とか伊万里とか、飾る鉢を選んでそれを植え直したほうが良いのかもしれませんね。

 愛草とか、伊万里とか・・・

 餅巾着で悪いか!               

 


寂しい杜松 斜幹への道

 しばらく前になりますが、東京支部の若者?数名で盆栽園数カ所をまわった時に持ち帰った杜松。

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 他のメンバーは枝がしっかりある杜松を買ったのに、私はこんなに枝が少ないものを。

 「これ、おいくらですか?」

 と聞いてみたら、

 「あ、それは安いよ」

 ですって笑。

 十分わかってはいるのですが、私の好みはお財布にやさしいようで、誇らしくもあり、寂しくもあり。

 それで、この杜松、土がカチカチで水を吸いませんので、6月の上旬、植え替えておきました。

 買う際に、斜めにして植え付けることに決めていました。

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 こんなイメージでした。

 なんか、こう、落石がぶつかって、幹が傾いたうえにシャリまでできてしまったけど、とりあえずくじけずにがんばって生きてます、だから君もがんばってね、的な。

 それで自作のチームBに、実際そう植え替えてみました。

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 やってみたら、もっと傾けたほうが良いようでした。

 頂部の幹が真上を向いているのが気になります。

 そこで後日また植え直し。

 次の植え替えまでなんて待てません。

 しかしこの鉢の深さでは根が邪魔してこれ以上倒せませんので、もう少し大きなチームBに入れることにしました。

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 とりあえずこんなものでしょうか。

 随分と植え替えられてなかったようで、根をほぐすのでかなり無理しましたが、今の時点で何も問題なく芽も伸びているので大丈夫のようです。

 杜松の根を切る際は元に白根を残して切ると教わりましたが、もう根を切るもなにも、根をほぐすのすら困難な状態で、ほぐしているうちに生きているものか死んでいるものかはわかりませんが黒い根がとれていく状態・・・水を張ったバケツにそんな根の切れ端がたまり、今年一番神経を使った大変な植え替えでした。

 この杜松、うちにある杜松のどれとも違う性質を感じるのですが、気のせいかな?

 とにかく、枯れないでよかったです。


タグ:杜松

日本小品盆栽協会東京支部 6月の例会で思い出し笑い

 しばらく雨と曇りが続き、水やりを楽できています。
 しかし、蚊が夏を前に力をつけ、ついに顔の高さまで飛んでくるようになり、私は苦悶の表情を浮かべています。

 そしてこの時期から私を非常に苦しめるのがナメクジ。
 すぐ裏に、樹が生い茂る大家の茂子さんのお兄さんの家のお庭があるせいか、5月頃から夜になると棚のあたりをナメクジが徘徊して、私の神経をむしばみます。
 夜に帰宅した後、暗い中樹に水をやり、「さあさあ元気にしていたかい、私のベイビー達よ」と目に着いた鉢を慈愛の眼差しと共に手に取った時、指先に嫌な感触・・・などという時には、思考を飛び越えた反射の動作で鉢を放り投げてしまうのです。
 実際私はそれで東福寺を何鉢も割ってしまいました。
 花や芽を食べ、おまけに鉢すら割らせるこの生き物に、数年来私は困らせられてきました。


 以前は、市販されている粒状の薬をあたりに撒いて追い払おうともしましたが、効果も薄く、第一私は棚まわりに変な粒が散らかっているのを好きになれませんでしたので、すぐにやめてしまいました。

 そんな私が先月、ホームセンターの薬品売り場を見ていると、小さなピラミッド型の容器のナメクジ撃退グッズが目にとまりました。
 容器の中に薬が入っていて、その薬がナメクジの好きな匂いを出すらしく、ナメクジはピラミッド形の容器にある小さな入口から入るのですが、ピラミッドパワーにより、この入口は入ることはできても出ることはできない呪いがかかっていまして、大好きな匂いの中、彼らに残された選択はピラミッドの中でミイラになることしか残されないという、非常に残酷な仕組みです。

 ミイラ取りがミイラになるという文句から発想を得た足立区のエジプト人がピラミッド形の帽子をかぶりながら制作しているそうです。


 しかしこれが良く効き、ひと月近くうちからナメクジの姿が消え、また、その後の始末も不快ではなく、さすがピラミッドパワー、今年の夏はピラミッドパワーでいこうと決めました。

 そんな話はいいとしまして・・・ 
 
 6月9日は日本小品盆栽協会東京支部の例会でした。

 前半の基礎コーナーでは支部長から夏に向かっての管理のポイントを、後半の教室では清香会会長でもあるA藤さんから「挿し木・取り木で作る真柏の豆盆栽」というテーマで教えていただきました。
 今回は久々に清香会の文人ボク兄さんも参加です。
 
 

 今回の基礎コーナーでは季節の管理とは別に飾りの道具の使い方についても少し教えていただきました。
 例えばスダレやスノコを敷いて飾る際には、編まれた材が横に並ぶようにして使うということとか。

 使用例お手本(スノコ)↓T屋さんの今年の春の清香会の展示より 

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 (編んでいるヒモの房は後ろへ) 

 悪い使用例(スダレ)↓ まこと、「男の隠れ家の展示会」より

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 こういった決まりを教わった時に併せて知っておきたいのがその理由や背景。
 この場合は樹の正面に枝をツンと伸ばすと目に刺さるから少し横にそらすのと同じように、やはり編まれた材が縦に並ぶ形で切り口を見せて使うということは見る人に尖ったものを向けることになり、それは失礼だということでした。
 人に指差されることに対する不快感・圧迫感みたいなものですね。
 こういったのはそもそも、文化なのでしょう。

 自分の手のひらを開いて人に向けるのがとても失礼だというギリシャ。
 挙手がタブーだというドイツ。

 大きくくくればそんなのと同じ類なのかも。

 そういえば、直接関係はありませんが、母から、ご飯に箸を立ててはいけないと、小さい頃うるさく言われました笑。

 スダレやスノコを目に刺さるように飾っているのを実際失礼に感じる人というのも少ないのかも知れませんが、こういった決まりごとを知っておくことは、盆栽どうのこうのという前に日本の文化と考えれば、身に付けておいて損はないことだと思います。

 盆栽飾りでも飾りの主として使われる掛物。
 茶の湯でも利休の頃以来、掛物が一番に扱われて来ているそうで、茶室に入ったお客さんはまず掛物を拝見するのが作法で、そこでその茶会の趣向を知るという仕掛けなんだとか。
 私は本で読んだだけで、よく知りませんけど笑。
 そんな掛物について武者小路千家の次期家元さんは、自分でかいた絵や書を飾ってしまうというのは、それはお客さんが席に入って頭を下げる対象でもあるわけで、自分の絵や書を一番偉い位置に置いてお客さんに敬意をもって見ろとでも言わんばかりで、ちょっと偉そうじゃん?なんてことを(私みたいなホットパンツをはいたゲス野郎の文章よりももっと丁寧な言葉で)書いていました。
 でも、そういった文化を席飾りのルーツとする盆栽をやっている人でも、そういうのが好きだったりすると、自分で書いたものを軸で中心に持って来て飾ってたりしますよね。
 それを見て不遜だと思う人よりも、実際には、そういうのが好きな人なんだね、多才なんだね、などと思うだけの人の方が多いかと思います。

 何がいけないことで何が正解でとか、そういうことよりも、本来これこれこういった考え方があるというのを知るということは、これは私のいろいろ知りたいという欲求を満たしてくれるので面白いですし、その文化の精神性を知る助けにもなります。
 それを圧迫感とだけとると、そこで道が止まってしまいます。

 他にも昔ながらの根卓の作りや、水石の飾り方など、古臭~いしきたりを教わりました。
 こういったことを学べる環境があるというのは幸運なことです。
 この手の文化的な価値観や決まりごとというのは風化か進化かの違いこそあれ往々にして時代と共に変化していくものでしょうが、私は昔からのそういった価値観を学べる場にいることができていますし、そんな環境を無駄にしないように吸収できたらと思います。

 そして忘れてはならないのは、いつもT屋さんが新人に言ってくださっている言葉。

 『これはあくまでも「決まり」だと。これにこだわらないで飾ってくださいよ、というのが我々の考えです。こういうこと知って飾るのと知らないで飾るのとでは、同じ飾りでも違ってきますので。恐れることなく飾ってください』

 基礎コーナーが終り、喉が乾いたので外へちょっと一杯テキーラでもひっかけに会場を出たのですが、階段で出会った人にただならぬ殺気を感じ、私もついつい本能的に懐のジャックナイフに手を伸ばしたのですが、良く見るとその人はサプライズで現れた燕渓陽山さんでした。
 燕渓陽山さんも、3歳で熊をタコ殴りにして「キャイ~ン」と言わせたという伝説を持つ私の殺気を感じとっていたのか、懐の大根に手を伸ばしていました。
 

 休憩後は、A藤さんの真柏講座。
 この講座を受けると誰でも真柏名人になれるという噂のありがたい講座です?
 私はこの日、3年ほど前にA藤さんから譲っていただいたA藤さんの真柏を持って行き、アドバイスをいただきました。
 今年の春に植え替えそびれ、結局かなり小さな鉢で十年以上植え替えていないままで、もうかなりショボショボになってきてしまっています。てへっ。

 ダメだしのオンパレードの結果、とりあえず8月下旬に植え替えることになりました。

 そんなこんなで、最後に今月の教室飾り。

 しずかさんの↓

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 もっとスペースがあったら、右のウツギをググ~っと離して間をとったりしちゃうのでしょうか笑? 

 S崎さんのは無念、取り損ねました。

 で、私の。↓

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 わかりにくいですけど、勝手に生えて来たネジバナが白花でした。

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 テーマは「忘れられなくて ~別れの1本杉 2013初夏バージョン~」 

 初めての展示で使った杜松宝、枝がもしゃもしゃ混んで来て、侘び寂びもなにもあったものではなくなってきてしまいました。

 さあさあどうする?まことよ。


花ふたつ。

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 特にそういうの、望んでいるわけではないんですけど・・・

 そんなところでよく咲くね。

 よく咲く性なのは良いのですが、私の大きさで、どんな樹を作れば良いのか・・・今のところまったくイメージが湧きません。

 ところで、獅子咲きのバラが今年も咲きました。

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 江戸時代からの品種だそうです。

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 この品種は、上へ上へと伸びるようです。

 横へ広がらないので場所は喰いませんが、鉢に植える時はその性格も考えて選ばないと。

 花付きも良く、挿したものでもすぐに花を咲かせます。

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米栂の挿し木 リベンジ申す!

 書籍で、米栂は挿し木で着くと読んだのに、いざ試してみたら全滅。

 挿し木名人と恐れられたほどの私のプライドは音をたてて崩れました。

 さあ、今年再び挑戦です。

 気ままさんからいただいた米栂、肥料をやって、芽摘みもせず、とにかく木に力を蓄えさせました。

 力のある挿し穂を取るために!

 「数打ちゃ当たる」作戦で、茂らせた親木の枝を透かして用意した挿し穂をポットにおさめると、あっというまにひとカゴできてしまいました。

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 2ポットだけモミジが混じっていますが、それ以外は全部米栂。 

 さすがにこれが全滅したら悲しいね。

 でも、男には夢とロマンが必要です。

 いつか小さな米栂を作って飾るのだ。

 あぁ・・・うっとり。


タグ:米栂

aze性の実生清姫モミジに荒々しく、無慈悲なハサミを入れる

 2年くらい前にazeさんからワイロとしていただいた清姫モミジの実生苗。

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 実生とはいえその性質はちゃんと受け継がれているようです。

 一番下の枝が少し開き過ぎていたので、虫ゴムに通した結束バンドで寄せて枝を上げておきました。

 寄せて上げたのです。

 あと、その枝までの幹が真っ直ぐで、将来そこが良くなる気がしなかったので取り木を考え、取り木する位置に針金を巻いておきました。

 目印程度で、あまりきつく締めはしませんでしたけど。

 今年の葉が固まり、だいぶ葉が茂りました。

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 特に樹幹部付近は節がある程度詰まる性の分、枝分かれもでき、もしゃもしゃ、もしゃもしゃ。

 私も長い冬の間、ただボーっとよだれを垂らしながら樹を眺めていたわけではありません。

 樹幹右上部分の枝を抜いてしまうことにしていました。

 Y字に同じ太さで分かれてしまっています。

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 右側を抜くことでハサミで幹に一曲ができ、すぐその下にある枝が育つスペースができるので、枝が太くなる前に、早目にやっておこうと思っていたのです。

 モミジの剪定は、なるべく早目早目にやるようにしています。

 ま、迷わずに決められればの話ですが笑。

 ここは迷わずに抜いておきます。

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 枝を切る際、少し切り残して枯れるのを待つやり方もありますが、最近は、幹の元から抜いてしまう場合は特に、ハサミをちょっと変わった風に使い、枝の幹につながる木質をすべて抜き取ってしまうやり方を試しています。

 ケヤキを得意とする方から教わりました。

 説明するのが面倒臭いやり方なので省かせていただきますが、肉が巻いてぼこっとふくらみやすい樹はしばらくこの方法を試してみています。

 特に、織姫、舞姫などは、一寸閉口するほど、ちょっとした傷でもこんもりとしてしまったりするので、私などは太らせる樹作りをしませんので特にですが、枝を抜く時はその枝の木質の元、幹につながっているところまで抜いてしまった方が結果が良いように思うのです。

 この実生清姫のその辺の性がどんなだかは、まだこの樹にハサミを入れるのが2回目ですしなんとも言えませんが、一度目の傷はなかなか良さげです。

 さてさて、枝を一本抜いて枝順も整い、樹冠までの最後の曲もでき、あとは樹幹部を整えていけば良いのでしょうか。

 すっきりした姿を見ていたら、一番下の枝が太くなり始めているのに気付きました。

 去年は片葉刈りをしましたが、今年は様子を見ていて、まだやっていません。

 樹勢がどの程度の樹なのか、自分でまだわかっていないのでためらっていたのです。

 実生とはいえ品種ものだというのが妙に私を慎重にさせています。

 枯らしたらazeさんに自慢できないし。

 取り木を考えているのであまり葉を取ってしまうのも嫌ですが、一番下の枝、将来的には子幹になって欲しいところが太くなり過ぎてしまったら台無しなので、その枝と、樹幹部の混み入った部分だけ、全部で5、6枚でしょうか、葉を刈っておきました。

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 もう少し刈っても大丈夫かなぁ・・・と思いつつ、とりあえず今はこれで様子を見ることにしました。

 取り木は今年のつもりでしたが、来年でいいかなぁと、優柔不断になっています・・・

 たかが枝一本を抜いて葉を数枚刈っただけの作業を、なんだか随分と慎重に考え考えやっている感もありますが、今は自分にそんな過程が必要なんだと思います。

 名人先輩方は、見ている限り作業をテキパキと進めてこそいますが、実際は私なんかよりもずっと沢山のことを考えてきての今のはず。

 その蓄積が今なのですから、今の私の、小さな作業にああでもないこうでもないの姿、自分で自分を馬鹿にはせず、自分で自分を見守るような感覚でいようと思っています。

 答えは未来の私が知っているはずです。

 ところで、以前一木一草話の女将から譲っていただいた、大正から昭和にかけて出版されていたのだろうと思う盆栽雑誌「盆栽」に、清姫モミジ命名の瞬間がありました。

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 読者の方が地元の山で採れる姫性のモミジについて投稿してきて、代表である有名な盆栽人の小林憲雄さんが命名したみたいです。

 こんな歴史を知れるこのブログってすごいね!

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タグ:モミジ
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