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3月の予定を考える

 忙しかった2月も気がつけば終わりです。

 昨夜からの雨で今日の東京はまた冷え込みました。それでも、もう春が来たのです。

 気持ちは春で行きましょう。花粉症も始まったことですし笑。

 それでもまだ最高気温もしばらくは10度前後。

 冬以上、春未満な感じです。

 友達以上、恋人未満の付き合いのように、今の季節を過ごしましょう笑。

 さて3月ですが、まず11日(金)から13日(日)の期間、上野グリーンクラブで山草フェアーがあります。私はまだ行ったことがありませんが、展示と即売があるそうです。

 狙っている山野草がありますが、基本秋の草なので、春には売ってないでしょうね。でもでも、良い出会いを求めて行ってみようかと思います。

 そして、19日(土)から21日(月)は皆さま御存じ、「第6回 私の思い出の石展」です。全国の愛好家水石の思い出の名品を一堂に展示します!即売もあります!

 ...いえいえ、ま....よくわからない世界ですが、展示を目指すというのと絡めて、一応少しでも勉強しておいた方がいいのかなぁ...と思いまして笑。一応チラ見してみましょうか。

 そういえば、この前の東京支部の例会後のミニ交換会で数品出たうちのひとつが梅花石というのですかね。石に、梅の幹枝と花の咲く姿の模様ができているのですね。

 しかし、その模様には花が沢山咲き乱れていたので、皆さんの手をまわるうちに「梅っていうよりも、これ、桜でいいんじゃない?」「ああ、それはいい!」という感じで桜を表す石へと進化しました笑。

 ちなみに私には、その模様が白だったので、雪降りしきる冬景色に見えましたよ。

 それがまあまあボチボチの値段までいきました。

 いやいや、渋すぎてちょっとわからない(...というかちょっとヒキかねない)世界ではありますが、ひやかしだけなら電車賃しかかかりませんしね。

 この会期とかぶって20日(日)から始まるのが一木一草話での「春の豆盆栽・小品盆栽と鉢展ですね。4月3日までやっています。

 楽しみにしている方も多いことでしょう。一木一草話さんは東京の名湯100選にも選ばれたそうですからね。

 そして月末の25日(金)から27日(日)は再び上野グリーンクラブで第10回伝統園芸フェアーというものをやっていて、蘭とか山野草中心なんですが、去年の感じだと数席だけですが小品盆栽の展示もあり、日本小品盆栽協会の方の展示があるはずなんですね。

 去年の展示では、やはり春ということで、きれいな花の咲いた姿が印象的でした。

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 庭桜。

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 深山海棠。

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 連翹(レンギョウ)。

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 木瓜。

 また、上のレンギョウもそうですが、鉢からも春が感じれるように、チョウチョを描いたものがありました。

 寒グミにも。

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 私もいつか、春夏秋冬、季節ごとに、そしてもっと欲張って、毎月の例会でも、さりげなく自分の木を飾れる人間になりたいものです。

 それまでにはいろいろな展示を見ておかないといけませんね。

 さてさて、私はこれらの予定をすべて動けるでしょうか。

 とりあえずがんばってみましょう。

 


棚頭(タナガシラ)

 日本小品盆栽協会東京支部の2月の教室で展示する際の主木について教わっている際、「棚頭」という言葉を初めて耳にしました。

 棚頭とはつまり、

 「うちの棚ではこいつが一番偉いよ」

 「うちで一番良い木なんだよ」

 というような盆栽のことだそうです。

 例えばその棚頭が松柏でないとしても、その棚頭が良い感じの時期に展示があるのなら、それを主木にしてもよいではないか、よいではないか、もっとちこう寄れ、でも、基本松柏だよ、とのことです。

 T屋講師曰く、

 『これでなきゃだめだよ、(国風展みたいに)上にドーンとしたのがあって...という飾りじゃなくて、我々は少なくとも「遊び」でやってる世界だから、そんな堅苦しく考えない。

 だけど基本だけは皆さん頭に置いておかないと笑われるから。笑われたら、「いや実はこうなんですよ」と説明するくらいの知識は持っておいた方がいいと思いますから』

 そんな考え方を元に、樹の正面の決め方から、樹形ごとにどんな飾りで、どんな場所に向くか、どう見せるか、添配の使い方など、一歩踏み込んだ内容でした。

 例えば花の咲いた黄梅が棚頭だとして、それを飾りたいとしたら、黄梅は「里」の木なので、添えにたまり石を置いて池を表現したり、くずや石を置いて民家を表現して、そこに草でも加えればもう三点飾りができあがると。

 または、歌の文句からイメージを膨らませて、

 直幹の松柏を主木にして、「別れの一本杉」を表現しようとすれば(私その歌知りませんけど...知りませんって言えませんでした笑)、別れの景色を作れば良いと。別れの景色じゃあんまり派手じゃおかしいので、お地蔵さんを置いて「さび」を利かす、と。こんな風にテーマを決めて飾るというのもひとつだそうです。

 そう考えると展示って、面白くなってきますね。

 しかしなかなか初心者の私には添配まで手を出せません。でも、展示を意識するようになってからは、そういったものも売店にあると、ちょっと違った目で見るようになりました。

 「小品盆栽は園芸の中の俳句だと思うんですよ。要するに、枝1本で表現するわけですから。枝1本で表現するためには、(手元の盆栽の枝だけを皆に見せながら)これだけ出たんでは、あれ?これ冬かい?夏かい?秋かい?っていうことを、まあ、新芽が出るからわかるんですけど、それをもっと強調するために、要するに春だったらタンポポか何か添えようとか、福寿草を添えようとか、冬だったら寒樹を入れようとか、そういう風にすれば景色が出来ますよね。

 私どもは小品盆栽というすごく良いものをやっているわけだから、これはもう俳句だと思って、そのためには少しでも説明は省いて、何か(景色・季節・詩情など?)入れると。そのためには私、歳時記を入れようと思っているんですよ。それが非常に、あの、表現の仕方として...せっかくね、日本文化でやっているのに、それをやらない手はないということなんだと思いますけどね」

 とのT屋講師の考えですが、「棚頭」かぁ....。

 うちの棚の棚頭....

 ......................

 ......................

 足軽と落ち武者レベルの木ばかりが思い浮かんできますね笑。


夢陶さんの太鼓胴

 1月の名品展(全国小品盆栽名品展)で、盆栽大野さんのところで鉢を物色している時のことです。

 私は篠宮夢陶さんの鉢狙いでゴソゴソとケースの中までえっちらおっちらやっていたのですね。良いのないかなぁ...と思いながら。

 ちなみに篠宮夢陶さんの小鉢って、安いもので4、5千円くらいからなんですよね。私の頼りないおこずかいでは、そんなに何個も買えません。悲しい現実です。

 篠宮夢陶さんは古くからの日本小品盆栽協会のメンバーで、町直さんから鉢作りを教わったそうです。鉢作りはもうしてないそうですが、展示は現役です。

 私が大野さんのところで夢陶さんの鉢ばかりあさっているのを大野さんが気付いて、クスクス笑いします。

 なので、「夢陶さんの鉢に興味があって...」と私が言うと、

 「夢陶さんなら来てるよ」と大野さんが言うので、

 「え?じゃぁ、紹介してくださいよ~」

 と、そんな流れでたまたま居合わせた夢陶さんとお話することができました。

 その夢陶さん、黄瀬戸釉が大好きらしく、自分の黄瀬戸の鉢を大野さんのお店にあるのを見つけると、私のお買い上げストックで並べてある鉢の中に混ぜてきます笑。

 「黄瀬戸にはモミジが合うんだよ~。この鉢は良いよ」

 などと言いながら。

 最終的に、私の今回の狙いとは違かったので、

 「こんなに買ったらおこずかいが足りません!」と、

 中指を立てて遠慮させていただくと、何と夢陶さん、その黄瀬戸の鉢を、

 「じゃあ、自分でこの鉢は買い戻しちゃうよ」

 とか言って、ご自分で買ってしまいました笑。

 不思議な方です。先の国風展と同時開催の、グリーンクラブでの立春盆栽大市では、大野さんのところに4回来て、4回ともモミジを買っていったんだとか。

 やはり良い鉢を作る方は人と違います。ぶっとんでます笑。

 さて、よく吟味して、夢陶さんの鉢をひとつだけ選びました。

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 縁が直径3センチほどの太鼓胴です。深さは足を含めて1.7センチ。しっかり使い込まれているようです。

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 落款は鉢の内側にあります。水抜きの穴は小さいのが3つ。底の中心あたりが少し盛り上がっていて、そのふもとに穴が空いている形になっています。

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 穴は足の裏側になっています。

 「この鉢にはひょろっとした赤松を植えたいです」

 と私が言うと、夢陶さん、

 「この鉢に赤松なんて、あんたは筋が良いね。」

 などと言って、若手を持ち上げてくれます。

 とにかく、良い鉢を手に入れました。今年の植え替えでの活躍が期待されます。

 また良いのが見付かると嬉しいです。

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 ....ついついこれ、やりたくなってしまいます。

 


マユミちゃんとの叶わぬ恋

 先日、町なかの花屋さんで雲間草(クモマソウ)というものを売っていたので購入してみました。

 赤と白の2色です。

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 私はまだ草に疎いのですが、先日の国風展でも数点使われていましたね。よく知られた草なのでしょう。

 樹を覚えれば草があって、鉢があって、石があって、飾りがあって...もうホントきりがない!

 いい加減、盆栽にはイライラしてきます笑。

 さてさて、だんだん暖かくなってきていますね。でも、暖かくなったと思ったらまた急に寒くなる「寒の戻り」というのがありますから、まだまだ気が抜けません。

 私、寒の戻りというのがなんだか好きです。人間を油断させておいて意地悪するかのような感じが愉快です。

 「そう簡単には去りはしないよ」という冬の意地を感じます。

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 モミジの芽も動いて来ましたよ。昨日植え替えてしまいました。植え替えていて、去年の植え替え時の頃の事を思い出しました。

 確か、初めて「サムライ羞恥法」というものを支部長から教わり、試したのですね。あ、命名は私ですが笑。

 芽が開いてきたら芽を包んでいる「袴」を脱がしてしまう、つまり、取ってしまうのですね。そうすると芽がニョーンと伸びてしまわないんだとか。

 効果の程は私もまだよくわかってません。また今年、できるとこまでで試してみましょうか。はい、試したらちゃんと保護する、鉄則です。

 袴を脱がされて羞恥心まみれのサムライを野ざらしにしてはいけません。

 しかしまあ、モミジは節に不要な芽がついたらちゃんと掻いておかないとすぐにそこが太くなってしまいますね。今年はもう少しうまくやれるでしょうか?

 そして今日、マユミを植え替えておきました。先日中野の清香会さんの交換会で手にしたものです。

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 予想以上に根っこがたくさん出ていて、相当良い管理をされていたんだろうなぁと思いながら根をさばきました笑。

 イメージしていた鉢のサイズではとてもおさまらず、ひとまわり大きいものを急きょ選びました。でも、上部が育ったらこれくらいの鉢の大きさで丁度良くなるのかな?

 私、実はマユミとは縁が薄いといいますか....うん、ヘタというわけではなくて、マユミとは縁が薄いのです。何故か毎年ひとつ枯らすのです。

 でも、今年の私は去年の私とはひと味違いますから、この木は大丈夫ですよ。

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 根っこが多くて、一部土の上まで根が出てしまいましたが、こういうのって切るのでしょうか。私は自由を愛しますから、この根も樹の好きなようにさせます。君の好きなようにしたまえ、マユミ君。

 あとは、芽がたくさん付いていたので、明らかに使わないだろうというのは取ってしまいました。

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 毎年枯れてしまうのでまだイマイチわからないマユミですが、さてさて今年は大丈夫でしょうか?


米栂

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 今年の名品展で、甲信支部の方が米栂を飾っていました。

 私がじっと見つめていると、支部長が、「枝が細かく出来ている」とか、「東京だとこの木は難しい」などと解説してくださいました。

 標高1500メートルとか、2000メートルの所が自生地とのこと。それを考えると東京はキツイのでしょうね。夏の蒸し暑さがちょっと可哀そうです。

 一昨年の国風展で米栂の素晴らしい寄せ植えを見てから私、ずっとこの米栂という樹が気になっています。

 一度挑戦してみたいとは思いますが、なんとも素材自体と出会いません。

 これは、「米栂には手を出すな」という神様からのメッセージでしょうか?


タグ:米栂

第85回 国風盆栽展と立春盆栽大市とテキーラ

 最終日ギリギリで国風展にすべり込みました。

 ただ、去年は展示のみを見て盆栽負け(注;盆栽を見過ぎて疲れてしまうこと)してしまい、グリーンクラブの立春盆栽大市まで行きませんでしたので、今年はグリーンクラブ経由の国風展にしました。

 さて、グリーンクラブ3階の小品天国を回っていると、先の名品展で御挨拶した某盆栽園さん発見。ナイーブな私ですが、だんだん業者さんというものがどんな生き物か掴みかけてきたので、ものおじせずに御挨拶です。

 私の場合、日本小品の先輩方と展示会の際なんかに一緒に売店を見る機会があるおかげで、なんとなく先輩の付属品として顔を知っていただき、そこから顔見知りになれています。

 そのお店には、いつもお高そうな小さな鉢が並んでいますね。今回は軽くテキーラをひっかけていったので、いつものナイーブな私ではありませんよ。ひっく!

 ショウケースにおさまった古そうな鉢を舐めるように下から上、上から下と見ていって、うんうんありましたね~、稚松愛草。

 あぁ..癒される。

 そのうちのひとつを指差して、

 「これ、手にとって見てもいいですか?」

 と、昨日の夜に、鏡の前で、さんざん言う練習をした言葉を発します。発してみて、うん、OK。声も震えていないし、ドモリもしてない。あくまでも自然で、玄人っぽくもなければ、全くの素人っぽくもない雰囲気。

 パーフェクトです。

 と、ひとつ見させていただいたら、次々と向こうから見せてきます。あやうく意識を失い昇天してしまうところでした。

 中でも珊瑚釉の長方は、もってかれてしまいそうでしたね~。なんでも、今の珊瑚釉と違い、扱ってはいけない毒性の強いものが入っているので、色が独特なんですって。

 なんとも言えない素敵な色をしていました。触り心地も最高なのです。ずっと撫でていたい感じ。

 しかしどれも平気で2ケタ万円。安いもので、やっとひとケタ万円。とても手が出ませんね。

 だがしかし、いつかはこの手に!そう信じて、それを希望に細々と生きていきましょう笑。

 さてさて、結局このフロアで買い物はしませんでした。最終日の品ですから、ことさらにしっかりと吟味しないといけません。

 で、お買い物をしたのは、いつもの大野さんのところでした笑。

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 箱根ウルシヅタ。

 これで高さ3センチ程です。葉っぱが小さな三葉なんですって。鉢がちょこっと欠けていたのと、期待の最終日割引がありまして、幾分お安くなりましたよ。

 あとは1才一位と、荒皮マユミさんの若くて小さいのを。時間がかかるでしょうから、未来の自分へプレゼントです。

 こうして雰囲気に呑まれず、ほどほどの買い物で済ませた自分に少し感心し、またテキーラを軽くひっかけてから、売店を振り返らずにシャトルバスへと飛び乗りました。

 もうわざわざ入口の看板の写真を載せる必要もないでしょう。なのでシャトルバス道中から工事現場の壁の写真をとっておきました。

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 去年とかはもっと小さな盆栽もあった気がしますが、私の気のせいですか?まあでも、すごいボリューム感でした。ずっと盆栽に睨まれながら順路を歩いているかのような錯覚を覚えます笑。

 私としましては、一昨年、去年と、素敵な寄せ植えを見れていたもので、今年もそれを期待してしまっていたのですが、それが叶わずだったので、ちょっと残念です。

 一昨年あたりに見た米栂の寄せ植えなんて、ものすごく感動したのです。またそんな出会いがないかなぁと、勝手に期待してしまいました。

 そうそう、昔の国風展に飾られた樹を写真で見ると、今よりすっきりした印象を受けますが、やはり時代ごとに流行りみたいのがあるのでしょうか?

 80年代の盆栽雑誌で九霞園の村田久造さんが、

 「戦後この方、これは良い席だなぁ、と思うのが時にはありますが、中々難しいものです。今は展示会で飾ることが一番多いですが、その手本というか参考にされるのが国風展でしょう。それが、どうも物足りない。やはり一本並べの感じで、木だけがやたらに大きくなってしまっています。

 昔はもっと柔らかい、味のある木が出品されたものです。三尺を超えれば盆栽じゃないといわれました。三尺以上もあって盆栽として通ったのは、宮内庁の盆栽だけです...........

 戦前の国風展は九尺の席で、そこに味のある木を飾り、工夫をこらしたものです」

 とおっしゃっているのを読むと、きっと若い素人の私には知るよしもない様々な変化が、国風展にもあったのですね。

 と、ゆっくり見ていたらいつの間にか国風展も終わりの時間となってしまいました。今日1日で、そこいらの森に行くよりもたくさんの木を見ましたね。奇妙にひん曲った木々達ばかりを笑。

 良い日だったなぁと呟きながら、またテキーラを軽くひっかけて、家路につくのでした。

 ヒック!

 ういぃ...


日本小品盆栽協会東京支部 2月の例会をぶっとばせ!

 先日の東京支部の例会後、講師のT屋さんが話していましたが、この人、もう2月に入ってモミジを植え替えてしまっているそうです。

 なんでももう根は動いていて、今のうちに植え替えてしまった方が後の成長が良いのだとか。

 ウグイスカグラなんかも、もう植え替えは済ませているとのこと。確かにウグイスカグラはもう活動を始めているように見えます。

 気持ちは焦りますが、最近ずっと忙しいので、ブログの更新すらままなりません。週末にでもがんばりましょうね。土曜は夕方には仕事から戻れるかな?

 そういえば国風展もあるのですね。今年も仕事でたまたまお知り合いのグリーンクラブの理事さんからチケットをいただいているのです。国風をとるか、植え替えをとるか、その他にもやりたいことはたくさんあるのに、なかなか追いつきません。

 さて、私が東京支部に入会して以来ありえなかった事がおきました。私の例会の記事以外に、春嘉さんbonさんお二人が例会の記事をアップされています。なんだか、絶滅危惧種には変わりないのに、とてもにぎやがに感じれます笑。

 さてさて、いろいろ書いておきたいことはあるのですが、今日はこちらを載せさせていただきますよ。

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 正面はこちら側になるんでしょうかね。

 先日の例会でazeさんからいただいた樹齢ザックリ40年の黒松。

 「ナイス黒松!」

 そんな声が聞こえてきます。

 bonさんの黒松とブラザーでしょうか。

 普段どれだけ陽気にしていても、自分の死を垣間見た人間というのは、その奥にそれなりの何かを感じさせるものを持っています。感じる人は感じるものなのです。

 この黒松、2,3度地獄を見ていますね。

 ....なんてね。

 小指よりも細い幹ですが、肌がボロボロです。

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 玄人はボロボロなんて言い方はしませんね。

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 我が家で最年長の樹となりましたよ。うちに黒松は、あと1本、「渡辺くん」しかいません。新入りで最年長が来て、渡辺くんも態度を決めかねているようです。

 渡辺くん、背伸びしたって始まらないよ。君は君で、いいじゃないか。大丈夫、差別なんてしないから。君はまだまだこれからの樹だけど、つまりは可能性がたくさんあるってことさ。私がT屋さんくらいの年齢になる頃には君も樹齢40年にはなっているんだ。まあ、仲良くやっていこうじゃないか、渡辺くん。

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 さてこの木ですが、先程の向きだと裏寄りに、間延びした強い枝があります。azeさんとT屋さんともお話しましたが、そうですね、やはりこの強い枝をググッと下へ下げて、力のバランスを変えていくことになるようです。

 また来月、例会へ持って行って、詳しくアドバイスをうかがって来ましょう。

 ささ、この木を飾るのに必要なものを考えないといけませんね。

 おぉぉぉぉ......

 飾るって、考えるとけっこう楽しいものですねぇ。もしかして、たくさんの独身男性独身女性の仲をとりもって結婚させていく世話好きなおば様って、こんな感じのたのしみを味わいながらやっているの?笑。

 「この人には...あの人なんかどうかしら?」

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 鉢穴には菌糸がいっぱい。元気印です。

 そういえば、bonさんが共生菌についてT屋さんから教わっていましたね。こういった松類だけでなく、マメ科には共生菌として根粒菌がいて、樹が菌に栄養を分けてあげる代わりに菌は空気中の窒素を取り込んで、樹に栄養としてあげたりするんですよね。

 持ちつ持たれつ。人間もみんなで持ちつ持たれつを意識していけば、無駄な争いは減るかも知れませんね笑。まあ、私は持たれっぱなしですが...

 いやいや、azeさん、良いものをありがとうございました。


日本小品盆栽協会東京支部、2月の例会を駆け抜ける!

 さすがにもうグッタリです。

 3連休だったのですが、その全てに予定を詰め込んで遊びほうけてしまいました。古い友達と会ったり、鉢作り教室を見学したりもしました。

 そして今日は東京支部の例会でした。

 私は半分女性の血が流れているだけあって(あ、いや、母の血ですよ)、やはり勘が鋭かったですね笑。とある予感がしていたのです。bonさんへのコメントでも書いていたのですが、今月の例会で楽しい出会いがあると、感じていたわけなんですが、当たってしまいましたねぇ...スペシャルな方とお会いできました。

 その方がどなたかは、とりあえずちょっと秘密にしておきますか笑。くくくっ。

 さらに、またしても今回、azeさんやbonさんからもハートウォーミングなお土産をいただき、私の帰りはすごい荷物になりましたよ。

 azeさんからは樹齢40年は経つという、細くて肌荒れまくりの黒松と、会報「小品盆栽」のバックナンバーを、bonさんからはヒナソウを御馳走になりました。

 どうもありがとうございます。まこと、感激。

 あと、支部長から、バラのおチビと挿し穂を頂戴。これは、ジャンケンで勝った戦利品です笑。例会では時々挿し穂や、性の良い樹の接ぎ木用の枝だとか、支部長が増やした幼い素材とかをいただいてきます。

 先の長い素材ではありますが、ここでいただくものは先輩が実際に作っている樹のものですので、しっかりやればだいたい間違いはないのです。

 あとは私の腕次第。うんうん、泣くな自分よ。

 そういえば、スペシャルゲストさんがbonさんから良いものをいただいてましたねぇ。アンパンマン。果たしてどこからかじったのか、鼻から?ほっぺた?その姿を想像すると、何故かうっとりしてしまいます笑。

 最近例会のお手伝いやなんかがいろいろあって、なかなか教室で皆さんとゆっくり話ができません。慌ただしいまま時間が過ぎていきます。でも、教室の中はにぎわっているし、それが嬉しいから、ま、良しとしましょうね。

 みんなが楽しくやっていれば、きっと少しずつ会員も増えていくことでしょう。樹が太陽へ向かって伸びようとするように。

 そうそう、今日azeさんから本部のホームページの掲示板の書き込みに、このブログから訪問した方がいらっしゃるとのこと、うかがいまして、さっき確認してみてちょっとドッキリ。『言わば、樹だけでなく、運営にすら「わびさび」のある会なのです。』 というくだりを引用されているじゃありませんか。

 興にのってふざけたことを書いていると、いつか会長から直々に怒られます。「コラ!」という声と共にゲンコツが落ちてきます。

 でもですね、ただふざけているのではないのですよ。古い文学の古典的な手法です。物語の登場人物の悲惨さを強調して、読者のその登場人物への愛情を掻き立てるのです。つまり、私のふざけた言い回しが、結果として日本小品盆栽協会のイメージアップにつながっているのです笑。

 なので、私のことを「コラ!」の声と共に殴っても良いですが、そのあとはきつく抱きしめて欲しいです。

 「まことよ、ゲンコツされて痛いかも知れぬがな、俺の心はもっと痛いんだぞ!」

 さて、帰り道の井の頭線のホームで、地面に置いてある私の盆栽が入った藤細工のカゴを、上からめずらしそうにチラ見する白人女性がいました。

 さすが白人さん、チラ見といっても日本人のチラ見よりもずっと大胆。しっかり覗き込んで「うわぁ...ぉ」と声に出します。

 特に目も合わなかったので、日本人のチラ見レベルなんだと判断しました。

 その後車内に乗り込んで、数駅進んだところでその女性と隣り合わせに座ることになりましたが、やはり私の盆栽が気になるようで、再びチラ見という名のガン見を始めます。

 そしてついに、

 「BONSAIですか?」と私に話しかけてきました。なので私は、

 「そうです。盆栽です。私は盆栽の名人で、皆は私のことを『吹き流しのまこ』と呼びます。私の手にかかればどんな木でも自然の景色から抜け出てきたかのような、すばらしい盆栽になります。ごらんなさい、この木を。『わびさび』を感じるでしょう。何故だかわかりますか?それは私の生活自体が『わびさび』で出来ているからです。わびしくて、さみしくて、仕方がないのです」

 と、自己紹介をしておきました。はいはい、ウソです。実際は、ちゃんとカゴから1本1本樹を出して、小さな真柏なんかは実際に手に取っていただいて見てもらいましたよ。20年は経ってますと説明したら、驚いていました。

 しかし、これは外人さんだから驚くのではありませんね。私だって盆栽に興味をもって展示会を回るようになった頃、売店の百樹園の西本さんから樹の樹齢を聞いた時に、「こんなに小さいのに30年!」と驚いたものです。

 その白人女性から、

 「これだけ小さく維持して育てるには、やはり技術がいるのでしょうね」

 と聞かれて、

 「そうなんです。それなりの技術と、経験がいるんです」

 と言った私の胸が妙にほろ苦く痛んだのは、皆さんの察する通りであります。


「全員が支部展への展示をめざして」!?

 さてさて、先日の東京支部の総会で、私の魂に戦慄が走りました。

 今年の教室のテーマが「全員が支部展への展示をめざして」と決まったそうです。

 震えているのは怖いからじゃないさ。...武者震いさ。

 私としても、ずっと支部展への展示を意識してはいました。早いうちに展示会デビューしてみたいとは思っていましたし、最近は顔のわれた業者さんからも、「初心者だからこそ展示をしないと!」などと無責任なプレッシャーをかけられていますし笑。

 しかし...そんなにおめでたい盆栽は集まっていません。

 そもそも、盆栽って、もっとスローライフなものだと思っていましたよ笑。

 「ああ、やっと展示ができるところまで来たかぁ」みたいな。

 しかしまあ、あくまでも「めざして」ですし、また、そんな雰囲気になってみるとまた更にリアリティーが増しましたし、ここは私も波に乗って、とりあえず目指すだけ目指してみましょう。

 とにかく、今年入会した小娘にだけは負けたくは、負けたくはないのです、絶対に~涙!キー!!笑。

 なんてね。突然の展開にオロオロしつつも、家で私の貧しい棚の中を物色してみたり、いくつか家に持ち込んで並べてみたり、そんなことをするようになっただけでも自分を褒めてあげましょう。

 そんな古い樹なんてありませんし、玄人さんを納得させるなんて無理でしょうし、そちらは先輩方にお任せして、うん、私は素人さんをだますような展示を目指して、先輩方の引き立て役を買って出ましょう笑。

 盆栽愛好家さんは、自然のやさしさと厳しさを知っているだけあって心が広く、皆、当たり前のように寛大な方ばかりだとうかがっていますよ。

 まずは「主木を決める」が第1回のテーマだそうです。

 ....そう簡単に言わないでよ。決めるって言ったって、選択肢が少な過ぎなのです。

 でも、でもですよ、しょぼい展示でも、この程度で日本小品の展示をやれちゃうのなら自分だって...みたいに思ってもらえたら、それはそれで嬉しいかも知れませんね。

 ちょっと卑屈ですか?いえいえ、そんなことありませんよ。世界の人に夢と希望を与えるのが私の仕事ですからね笑。

 と、いたずらに思いを巡らせたところで何にもなりません。とりあえず、ダメでもともと、この目標には元気良く乗ってみましょう。

 ちょうど去年、樹を安心して運べるように、手作り竹細工専門店でちょうど良いカゴも買ってありますし。ふふふ。

 困ったところは先輩方も力を貸してくれるでしょう。もしかしたらどうにかなるかも?知れません。まずはイメトレ、イメトレ。

 私の展示席の前で号泣する方がひとり、そして二人。....パチ、パチパチ......パチパチパチパチ!!会場全体で、鳴り止まぬスタンディングオベーション。

 会場が感動の涙で溢れるのが見えます。こうなると潅水も不要です。

 「サンキュ!ありがとう!今日は私の展示会に来てくれて、本当にありがとう!」

 「アンコール!アンコール!More!More!」

 「オーケー!じゃぁ、アンコールにお応えして、もう1曲.....『君はウメモドキ』!


日本小品盆栽協会東京支部 2月の例会のご案内

 2月13日(日)、日本小品盆栽協会東京支部の2月の例会があります。

  ★午後1時半より 「基礎コーナー」

 支部長より、盆栽の基礎を教わります。今回は「ボケ、バラ等、2月に植え替えられる物の作業」について。

  ★午後3時より「教室」

テーマ 「全員が支部展への出展をめざして~第1回 主木を決める」

講師: T屋氏

 今年の教室のテーマは「全員が支部展への出展をめざして」です。第1回の今月は「主木を決める」。講師からアドバイスを受けます。

 会場: 杉並区立永福和泉地域区民センター2階第1集会室(井の頭線・永福町駅下車、徒歩5分程)

 永福町駅の北側に「井の頭通り」が通っていますので、それを渡り、渡ったら右に歩いていきます。すぐに水道局がありますので、そこを左に曲がって下さい。会場は曲がってすぐの右手に見えます。不安な場合は駅に交番がありますので、そちらで確認してください。

 会員でない方の見学も歓迎しております(当日会費500円)。

 興味のある方、初心者の方、ご参加をお待ちしておりますので、お気軽にどうぞ。

 3月はの例会は、3月13日(第2日曜日)です。


気になっていた鉢

 名品展からずっと気になっていた鉢がありました。

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 東京支部のK谷さんの展示です。

 左から八房にれ欅、

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 真柏、

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 バニーちゃん、

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 長寿梅(アップ画像無しにて失礼)、

 そして山もみじと姫雪ノ下になるわけですが、

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 この山もみじの鉢の素性を知りたかったのです。

 丁寧な作りに、やたらブ厚い縁が、名品展後もいたずらに私の記憶の中で暴れ回っていました。

 すっきりしたボディーに、また釉の感じもステキで、それがさらにこの縁の厚さを気にならせるんですね。

 心の中で、

 「お前、ふざけているのか?からかっているのか?」

 と、知りもせぬ作者へ向かって話しかけていました。

 それをやっと、先日の東京支部の総会で聞くことができました。

 なんとこの鉢は、私が以前から興味を抱いていた「稚松愛草」のものでした。

 何を思ってこういう縁にしたのかは知りませんが、これだけ私の脳ミソの中を駆けずり回った鉢を作る「稚松愛草」鉢。

 これからの出会いも期待できそうです。

  


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日本小品盆栽協会東京支部 平成23年度 新春シャンソンショー 

 先月の名品展で、名品展展示40回皆勤賞(感謝状)を贈られたT田さんは、私がとてもお世話になっている方のひとりです。

 日曜の総会では、また昔鉢作りをしていた頃の残りの粘土を2種類ほどいただきました。

 ものをいただくというのも嬉しいものですが、やはり昔を知っている方ですので、会の歴史、資料的なものを見聞きさせていただけることが、私にとってはたまりません。

 総会の日も、昭和44年の、名品展が始まる前の展示会の写真冊子と、その際に使われた鉢や真柏を持って来てくれました。

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 ちなみに手に持ってもOKでしたので、遠慮なく手にとって見させていただきましたよ。

 写真で見る限り、やはり当時はもっと小さく、

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 この正方鉢が当時おさまっていた鉢ですが、写真で見ると、この鉢に随分余裕をもっておさまっているように見えます。

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 白黒ですが、最初の写真の真柏がどれだかわかりますか?

 この展示で使われていた鉢を他に数点見せていただきましたが、当たり前ですが、どれも古くて味わいがありました。その辺は「タネから生まれた盆栽エンジェル」bonさんの記事を参照下さい。

 そしてその写真冊子、T田さんは普通にペラペラと見せてくれますが、んまぁ、変な感覚でした。

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 中村是好さん。

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 明官俊彦さん。

 私、名前だけのイメージで、上品でスマートな、春嘉さん的な「助教授系」を想像していたのですが、会の方に聞いたらそんなじゃなかったようです笑。普通に泥のついたもの着て来るような人だったとか...苦笑。

 勝手なイメージでは、そんな人物像は町直さんだったのですが、逆に町直さんはインテリ風で上品、ものを教えるのも上手でわかりやすかったとか。

 想像はあてになりません。

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 こちらは、鉢の評判はとても良いようですが、人柄の評判では良い話を耳にしたことのない笑、佐野大助さんですね。

 なんでも日本小品には兄弟で来ていたとのこと。

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 たしかこの方がそうだと思うのですが。

 さらに、先日の名品展会場で初めてお会いした、篠宮夢陶さんの席もありました。

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 確か20代からやっていたって伺ってましたからね。あの方も古いです。

 この方の鉢で初めて見たものがとても素晴らしいものだったので、結構私の中で存在の大きい人です。あとで伺ったところ、国風展で使われた鉢なんだそうです。

 ええと、そのあとこっそり、昔のを選んで買った方がいいよと意味深なアドバイスをいただきました笑。

 こうして昔の飾りを見ると、今の東京支部の飾りとはだいぶ雰囲気が違います。今の飾りの方がすっきりと、洒落てます。おそらく、会の中で世代が変わる中、飾り方も変化していったのでしょう。

 そして、私がこの会に1年いて、こうするときれいに見える、とか、景色が出るとか、そういった形で飾りを教わりはしましたが、変わったことをやったら理由を説明できるようにしておきなさいとは言われても「絶対にこうでなきゃ駄目」と言われた記憶がないということに、もしかしたら何か関係するのかな、と思いました。

 さてさて、窓辺には新春シャンソンショーということで、支部長、T屋さん、S崎さんがステキな飾りを見せてくれていましたが、やはり、「もう冬は飽きたよ~」と感じてしまう時期ですので、bonさんの記事と多少かぶってしまいはしますが、実もの好きパワー爆発のS崎さんの席が印象的でした。

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 中央のりんごちゃん、

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 ほんとつやっつや。

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 こういった樹を褒める時の言葉に、

 「いやぁ、丁度良いねぇ~」

 というのがあるようです。時々先輩方が使うのを耳にします。

 なかなか洒落た言い回しです。

 私もいつか使ってやろう、いつか使ってやろうと思いつつ、いまだかなっていません。