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六角鉢、完成しました。

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 もうすっかり粘土は乾いて白くなっています。

 六角鉢、完成です。これ以上手は出せません。

 正直言って、もっとここをこうしたかったというところも何点かあります。例えば、下紐?から、上にいくに従ってもっと大きく広がっていくようにした方が安定するんじゃないのかと思うのです。また、内縁で作っているので、ちょっと木をおさめることを考えると窮屈に思う方もいるかもしれません。

 その点、見本とした篠宮夢陶さんの鉢は、見ていて素晴らしいバランスです。今回はこの鉢の贋作を作る気持ちで作っていたのです。

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 しかし、今の実力のすべてを出した感がありますので、私は満足していますし、次にまた作る時に活かせる経験をしたと思っています。

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 横からです。釉のノリを悪くしないように、角を尖らせず、しっかり磨いておきました。

 雲足や裏側は、細かく細工しました。

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 細かい彫刻は釉をはじくらしいので、胴の部分に施すと、焼いてもらっている一蒼さんに手間をかけさせてしまいます。だから気がひけます。一方で、愛好家さんの鉢談義を聞いていると、鉢作家の方が高齢で目が見えずらくなって、細かい作業がもうキツくなっている、という話が出てきます。つまり、細かい作業を若いうちにやっておかないともったいない、と思うのです。

 このふたつの気持ちの解決策が、足元作戦です。

 釉のかからない足元、鉢裏で、思う存分細かい作業を楽しもうということです。いってみれば、足から下は私の自由な遊び場な感じです。

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 上からです。きれいな六角形を作るのは、なかなか難しいのです。できるだけ頑張りはしたので、今回はこれくらいで良しとしましょう。ただ、もう少し各辺に膨らみを持たせた方が良かったのかもしれません。しっかり締めて作りはしましたが、長方を作るのと同じように、焼く際の歪みを計算に入れての成形が必要なのかも知れません。うぅん。

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 しかしながら、いつものことなのですが、鉢裏には字を彫るだけのスペースがほとんどなく、落款を入れるのが苦し過ぎます。

 おかげで字がぐんにゃり。今回の落款は特にひどいことになってしまいました。落第です。

 どうにか目標の5月中に終わらせることができてすっきりしました。最初はただの円柱状の粘土だったのに。

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 それをちょっとずつ削って、削って....気の遠くなる作業です。

 なのでどうか、お店やなんかで手作りの鉢を見る際には、どうかじっくりその手の跡を見てあげてください。

 つい、そんなことが言いたくなってしまいました笑。


タグ:鉢作り

告白いたします。

 「許してください。お願いです。いけない、いけないとはわかっていたのです。頭ではわかっていたのですが手が勝手に動いてしまったというか...気が付いたらやってしまっていたのです」

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 告白します。先日、作っている最中、気を抜いた瞬間に内側を削り過ぎて、胴左に穴を開けてしまったこの鉢。シンプルながらやさしくかわいらしい形に仕上がっていて、とても気に入っていました。

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 うっすらと控えめにチョウチョらしきものも彫って、草なんか植えたらキュートなんじゃないのかしらと思っていて、諦めきれずにいました。

 またこの鉢は、手びねりで形を作ったあとに紙やすりでひたすらこすって磨いて仕上げていく成形法を試した鉢でもあります。

 そんな思い入れもあり、なおさら諦めきれず、ひと手間かけて穴を塞ぎ、きれいに直してみました。

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 今自分で見ても、どこに穴が開いていたのかわからないくらいになっています。焼いた際にヒビがはいらないように、しっかり締めておいたつもりでもいます。

 こういうことはあまりやらない方が良いのでしょうが、まず、自分で使うものですし、やった結果どうなるのかを知るという意味も込めて、今回は許してくださいね。

 恥を忍んで告白いたします。

 ....さて、時は40年後。すっかり重く感じるようになった体にムチを打って、私はいつものように盆栽棚へ向かいます。冬の朝のことでした。

 ふと見ると、お気に入りの雑草を植えた、チョウチョがうっすら彫ってある、時代ののった古い鉢の胴左に丸くヒビが入っています。

 「ちっ!あの時の...」


タグ:鉢作り

六角鉢に奮闘中。私を止めないでください。

 六角鉢に着手してどれくらい経ったのでしょうか。やっと半分ちょっときたくらいでしょうか。

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 とりあえず今は、胴部分の六角形もおおまか整い、手間のかかる足をほぼ作り終わったくらいまでです。

 まだ鉢の内側は埋まったままですし、底の穴も開いていません。初めての形なので、いつもに増して勝手を考えながらの、ゆっくり作業です。

 途中でヘマしてダメにしてここに載せられなくなることも、私の腕では十分に考えられますので、ここいらで一度載せておきましょう。いくつか気付いたこともありますが、またそれは出来上がってからにでも。

 それにしても、大の大人が小さな粘土の塊を大事そうに何日もいじくって、滑稽ですね。しかし、今絶対に失いたくない楽しみです。


タグ:鉢作り

今日はこんな感じです。

 少し前は暑いくらいの天気だったのに、今日は寒いくらいの気温。「おうおう、こんなじゃ寒かろうに、寒かろうに」とうちの将来の名品盆栽たちを見まわします。

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 昨日までまだツボミだった萩が開いたようです。控えめな花です。萩にはいろんな品種があるようですが、これが何萩なんだかわかりません。

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 こちらはユスラウメ。庭梅なんかの親戚ですね。実が真っ赤に色付きました。たくさん実が成りそうでしたが、取り木や挿し木で小さいのを作りたいので、パワー温存、とりあえず3つだけ残しておきました。葉っぱで幹が見えずちょっとモヤモヤするのは私も盆栽人になってきた証でしょうか?ここから盆栽名人まではすぐそこです。きっと。

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 実ものつながりでこちらは姫ザクロ。うちに来てもう、6~7年は経つでしょうか(会の年配の方に言わせると、「まだ6~7年」になりますね)。うちの姫ザクロのすべての親です。もうツボミを付けていますね。たくましいお母さんです。時には私の人生相談も聞いてくれ、時には私を厳しくしかりつける、私の親代わりでもあります。

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 このへんがその子たちですね。言ってみれば、私の兄弟分たちです。よくケンカをしたものです。まあ、ケンカになってもハサミをチラつかせれば、すぐおとなしくなります。

 この小さな姫ザクロ達は、芽を摘んでしまわずに、今は伸びたいだけ伸びさせてあげます。盆栽をやっているとついつい、伸びたら摘んでしまいたくなってしまいますが、この木は少し我慢してみます。

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 そして香丁木。ツボミは紫でしたが、真っ白な花が咲きました。立ち上がりからの流れが色っぽく、頼りない感じが好きなので、これから上の方をがんばりますよ。

 そんなところでしょうか。今日は水やりもそれほど必要なく、楽をさせてもらっています。さて、その分鉢作りをがんばりますか。今は6角鉢と初めての格闘中です。今月中には仕上げたいところです。

 


今夜は萩の名品盆栽ですよ。

 うちにはどこの馬の骨だかわからない萩の挿し木苗がいくつかあります。去年挿して今年鉢上げ。花はいつかなと思っていたら、今日、もうツボミがついているのに気付きました。

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 萩は、半分は草みたいなイメージですが、まだ細い幹でもけっこう固くなって、曲がらなくなるようです。そもそもあまり作り込む木でもないとは思いますが。

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 詳しいことはわかりませんし、展示会でもあまり見た記憶がありません。お手本がないので、まあ、自然に育ってもらいますか。よく観察して、先ずは相手を知りますか。その前に、私のことを知ってもらいますか。どうだい、今晩は私の部屋に来ないかい?いろいろ話そうじゃないか。え?ちがうよ、話をするだけだよ。何にもしないからさぁ。

 萩の花を、日本人はかなり大昔から愛してきたようで、万葉集の時代には萩の花見ヒップだったようです。

 そして江戸時代の松尾芭蕉は「おくのほそ道」で、仙台の萩の名所として名高い宮城野を訪ねていますが、時期は5月、端午の節句。まだ花は見れなかったようです。それでも、「花の咲き誇る秋の美景がほうふつとする」と上機嫌。さすが芭蕉さん、想像力が豊かです。

 どうかみなさんも松尾芭蕉を見習って、私の盆栽を見る時には、想像力をMAXにしてご覧ください。


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天竜峡 楽雅?

 以前ブログに載せた、東京支部の例会後の交換会で手に入れた鉢です。

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 横5.8センチ、高さ3センチ。釉鉢ではありますが、色合い的には松柏に使っても良い質感なんじゃないのかと思ったりします。でも、形を考えると難しそうですね。

 この鉢に合うほどしっかりとした幹の樹は持っていないので、当分は鉢作りの参考書として頑張ってもらうことになります。

 書いておこうとしたのはこの落款。

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 会の方から先日うかがった話だと、そしてそれを私が間違いなく理解していたらの話ですが(3人程が同時にあちこちで話し出したので、私の耳もついて行けてなかったところが...)、この字は「天竜(龍?)峡 楽雅」といって、長野で七輪を作っている方の鉢だそうです。(誤りがありましたらどうぞ、ご指摘ください。)

 だから何?とおっしゃりたい気持ち、よ~くわかります。ただ私、教わったついでに記録しておきたかったもので。そのうちにどこかのお店で、

 「あぁ、これはテンリュウキョウの楽ちゃんの鉢ね!うんうん。やっぱり昔の方がいいね」などと甲高い声で、ご主人が迷惑そうにしているのも気にせずに偉そうに振る舞う男を見かけたら、それは私です。迷わずにタコ殴りにして、耳たぶをつかんでそのまま会場の外へ引っ張り出してやってください。

 あ、思い出しました。以前、東京支部の教室で、ちょっとした話の流れで、買い物の際のマナーについて、講師のTさんがお話していました。確か...

 まず、鉢を手にする時にはご主人にひと声かける。

 鉢を持つ時には必ず両手で。

 木を買う時やなんかに、土をほじくり返さない(←これやりたくなることあります)。

 そうやって行儀良く接すれば、向こうもそれなりの態度で接してくれる、といった内容でした。ちょっと何だかおもしろかったですよ。

 しかし、木の箱に入った高そうな鉢をいっぱい置いているお店では私、鉢を手にすることすらできません。ひたすら持たずに眺めます。笑。そうやって、お金持ちのお客さんが来るのを待って、ご主人がその人に説明し始めたら、その話に聞き耳を立てます。

 私は小さい男ですか?

 一度あの木の箱に入った鉢を、順々に、開けたいだけ開けて中味を見てみたいものです。

 たまに思いますが、あの箱、へその緒が入った箱に似ています。

 話が変なところに行き着きました。


他人行儀なニレケヤッキー

 我が家の小葉のニレケヤキ。今年も元気良く芽を伸ばしています。

ニレケヤキ

 さて、この木はこれからどうしたものか.....

 幹はそれなりの太さではありますが、まだまだ柔らかく、グニャリと曲がるので、曲を付けようとすれは針金も効くのですが、今の自然な感じも好きです。

 また、テッペンあたりを取り木して、ミニサイズでも作ろうかな、と思うこともたまにあります。しかしちょっともったいない気がしてしまうんですね。

 しかしついついいじってみたくなってしまうんですね、たまに。だってこの木を買ってからまだ、枝と呼べるかどうかの頼りない細枝を少し剪定して、芽を摘んだくらいしか手を入れていませんから。自分の手が入らないと落ち着かないって、ありますよね。

 来年は、小さな南蛮に植え替えてみようかと考えています。その前に一度、東京支部の教室に持って行ってみようかしら。何か発見があるかも知れないですし。

 見る度にそんなことを考えさせられる、ニクい木です。

 ところで、この木は、何ニレケヤキと呼べば良いのですか?


タグ:ニレケヤキ

鉢作りの新世界へ少しだけ踏み込む私の息遣いが聞こえますか?

 今月の鉢作りでは、とにかく失敗が多いです。それもつまらない失敗がです。

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 あらら、胴左に穴があいてしまっています。内側を削る際、作業が雑になった一瞬のミスです。

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 こちらも同じようなミスです。

 しっかりしたいいものを作りたいという気持ちと、時間的な焦りが作業に悪い勢いをつけているせいです。

 もっとゆっくりじっくりいきましょう。今まで焦燥の中で生き急いできた私が、せっかく盆栽のようなゆっくりとした時間軸の楽しみを知ったのです。そして私は、一生懸命ではありますが、あくまでもお気楽な趣味人です。

 「生きることにも心せき、感ずることにもいそがるる」という昔の作家の言葉も、詩情としては鮮やかに今も胸の内にありますが、生活の実践としては用無しです。そんなもの、鳥か蜂にでもやってしまいましょう。

 さて、昨日から、初めての六角鉢に挑戦しています。

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 まだまだの途中ですが、なかなか楽しいです。

 最初に粘土で円柱を作り、円の片面に六角形を刻み、その六角形に合わせて側面を削り出していってみています。先輩方はこういう鉢、どんな風に作っているのでしょうかね。

 一応、会の方が持っていた篠宮夢陶さんの焼き締め鉢の写真をお手本に進めています(焼き締めは粘土の形がそのまま出ますので、成形の参考になりますね)。この粘土は釉鉢用ですが、少し自信がついたら焼き締め用の粘土でも作ってみたいです。

 さぁ、ひと休みしてからまた再開です。


タグ:鉢作り

交換会で手に入れたものを皆さんにテレパシーで送りますよ。

 先日の日本小品盆栽協会東京支部の例会の後の交換会で、またいくつかの品を安く譲ってもらいました。

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 そのうちのひとつがこれです。今は、小さな焼き締めがターゲットの私。しかも会の重鎮の方々が、「うん、これは良い品だ」などとツブヤいたりすれば、もう手に入れるしかありません。

 私には「一期一会」の文字が重過ぎて困りますが、鉢作りの成形のお手本として、これからはしっかりウチで働いてもらいますよ。そして、いつか私の鉢も「良い品だ」とつぶやいてもらいたいものです。

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 裏にはこんな感じで何か彫ってありますが、何を書いてあるのかさっぱりです。しかしこの鉢を手にした講師のTさんは確か、瀬戸の職人の作みたいなことを言っていました。なんでわかるのかしら。一度頭の中を見てみたいです。

 さらにこの後、先日昔の残りの焼き締め用の粘土を譲っていただいたT田さんから、この鉢をただでいただいてしまいました。

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 いつも良くしていただいて、ありがたいです。

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 中村是好さんですね。これくらいならわかります。

 T田さんは、私が生まれる前からこの会にいるそうです。まだ日本小品盆栽協会の「支部」というものがなかった時代だそうです。時々その頃の話を聞かせてくれます。いつももの静かでにこやかな方です。

 さらに最後に、絶対手に入れると戦闘態勢をとっていた、Aさん持ち込みのクチナシが出てきました。このクチナシは、枝が2センチもあれば花が咲いて実成りが楽しめるという、とても性の良いもので、Aさんは去年の東京支部展の展示でも使っていました。

クチナシ

 鬼の形相でセリに臨み、見事手に入れました。

クチナシ

 そのAさんは、この方もまたもの知りな人です。盆栽のこと、鉢のこと、何でも知っていそうです。いろいろと御自分で研究なさっているようです。東京支部展の盆栽教室では実成りイチョウ盆栽について教えていただいたのを覚えています。普段はやさしい口調の方ですが、時々厳しい口調になります。

 変な話ですが、私のようなまだ若い初心者は、年配の先輩の態度口調にナイーブになっていてはいけないと感じます。年が違えば意思疎通も同年代より難しいこともあるでしょうが、皆さん経験と知恵の宝庫ですから、私はズブトク接して多くを吸収していきたいと思っています。

 今月の基礎コーナーの際、支部長が言っていましたが、先日この会の重鎮として長年頑張ってきた方が、九十いくつで亡くなったそうです。支部長もこの方からいろいろと細かいところまで教えてもらったそうで、さりげなく話すその胸の内は、さぞ寂しかろうと思いました。

 私が支部長くらいの年齢になる頃は、この日本小品盆栽協会東京支部はどうなっているのでしょうか。いいかげんなところのある私ですが、もっと頑張らないと。


我が家の雑草たち

 暑くなってきて、だいぶ、飛び回る虫の数も増えてきました。

クマシデ

 この小さなクマシデにも先日、葉を食べる小さな幼虫がついていました。被害は少なくてよかったですが。

 昨日は蚊もチラリと見かけました。夏は近いです。

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 去年の春に空き地からさらってきた草を大きな鉢にのせておいたら、最近グングンと伸びてきていて、ちょくちょく邪魔です。赤い実がつきました。名前はよくわかりません。

 雑草つながりで、こちらも。2010_0519_103110-DSCF4380.JPG

 名前は何という草でしょうか。小さな花がなかなかかわいらしいです。

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 これも道端からさらってきた草ですね。これはその後、スミレだとわかりました。もう花は終わって、今はタネが実っています。ちょっと調べてみたら、このタネの一部が甘いらしく、それを蟻が巣に運んで、甘い所は食べて、残ったタネが発芽するらしいです。だからよくコンクリートアスファルトの隙間に生えているのでしょうかね。

 人間で例えたら...ううん、想像してみたらかなり困りますね。

 植物にはいろいろな名前がありますが、この「スミレ」という名前は素晴らしいですね。響きの良い、きれいな名前です。奈良時代にはもうこの名前が付いていたそうで、語源もはっきりしないそうです。

 そうそう、うちのウメモドキのメス木に花が咲きました。

ウメモドキ

 オス木も手に入れましたが、しかし今年の実はお休みです。去年たくさん付けたうえに、水切れで随分疲れさせてしまいましたから。

 今日は休日。時間がゆっくり流れていきます。


コウライネムの挿し木苗

 3年程前に長く伸びたコウライネムの苗木を買い、去年、伸びた枝をほとんど剪定して、その枝を挿しておいてみました。

 この木の情報はまったくないので手探りです。

 挿し木は、まずほとんどすべてが成功しました。

 そして今年の春にはまとめて挿してあったものを株ごとに針金を掛けて一番小さなサイズのビニールポットに分けてみました。花が咲くまでどれくらいかなと、たのしみにしてたのです。

コウライネム

 手元をよく見ると...

コウライネム

 小さなツボミがもう、ついています。

 コウライネムは、挿し木後1年でもう花を咲かせるようです。さすがマメ科、頼もしい限りです。

コウライネム

 この小さなツボミから、夏頃、きれいな紫ピンクの花が咲くんですね。オリエンタルな個性派の花が。私はこの花が好きなんです。このまま無事、咲いてくれるでしょうか。

 木は作りにくそうな印象ですが、これからも研究していきます。今年も数本挿したので、そのうちに町中にばらまいてやりましょうか。

 あっちこっちにこの木が植わっている姿....うぅん、爽快です。


ロクロは(も)苦手。

 鉢作り、なかなかはかどりません。しかし気を焦らず、落ち着いてまいりましょう。

 以前作っている最中で載せた長方は、とりあえず完成です。

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 迷った縁もすこし厚めで作ってみました。

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 針金の穴もしっかり作っておきました。底の厚さもこれくらいでいいかなぁ、という感じで。

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 縁は、長方やなんかは焼いた時に少し縮んで、幾分内側にへこむことがあるので、きっちり四角でなしに、少し各辺に丸みをもたせた方が仕上がりがいいということを一蒼さんから以前言われたので、そうしたつもりなのですが、あまり上手くいかなかったようです。

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 そして毎度のこと、頼りない落款。もっとしっかりと、格好良く書いてみたいものです。いつも名前を入れる頃には粘土も固くなってきているので、力強く書けません。こんな落款を見たら、さぞかし存在感の薄い人だと思われてしまうことでしょう。うん、ギラっギラした字を、書いてみせますよ。

 さて、私は丸鉢を手回しのロクロで作っているのですが、まだまだヘタクソです。

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 まず、微妙に中心がズレてしまうことがほとんどです。少しばかり改善点を考えてはいますので、これから試していきます。

 そしてやはり胴と足のバランスが難しいです。この鉢もそこには気を配って作ったつもりではいましたが、改めて写真をとってみて、もう少し地に付くところが少ない方が良かったかなとか、いや、もっと足自体が小さい方がかわいらしいなとか、足の形が胴の曲線を活かしていない気が....とか、後から後から思いがあふれます。

 そんなのも、ほどほどにしておかないと行き詰まりかねますが、今の私はこの試行錯誤が重要な気がしていますので、しっかり自分のダメ出しと向き合っていきますよ。もちろん時には遊び鉢も作りますけどね。鬼面足ならぬドラえもん面足とか。雲足じゃなくて蜘蛛足とか。

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 鉢の内側です。穴は、うぅん、ちょっと小さ過ぎたかなぁと、今乾いた姿を見て思っています。また、会の先輩方に聞いてみましょう。

 さて、反省会は済んだので、また次を見ます。

 いや、その前にもうひとつ!夜更かしして鉢作りに没頭すると、だいたい失敗します。昨夜も鉢作りをして気が付けば夜中の3時。ミスが多かったです。反省!


タグ:鉢作り

日本小品盆栽協会に問う!

 さて、日本小品盆栽協会東京支部、5月の例会の続きです。

 休憩をはさんで次はT講師による教室、「クチナシとキンズ」です。が、今回は結構自由なテーマになったようです。

 Tさんが持って来た国風展の写真集を開きながら、展示についての話がありました。今年の国風展でも、主木を雑木や花モノにして、添えでひとまわり小さな松柏を飾る席がたくさんあり、その写真を見せながら、私たちの展示も、松柏を必ずしも主木にしなくても良いのではないか、自分の持つ一番の木を主木にして自信をもって出せば良いのではないか、とのことでした。それにからめて木に対する鉢の色使いを説明しました。

 その話の中で、「コウチ」という言葉が頻繁にでてきました。漢字で書くと「交趾」。白交趾とか黄交趾とか鉢の色を言うようですが、イマイチその意味するところがわかりません。今度しっかり調べてみましょう。

 そのうちに会の方がそれぞれ持ち寄った木の盆栽診断になりました。杉や杜松の芽摘みが始まると、私は間近で手元を見るために席を離れてTさんの横に陣取ります。そうすると、「これが今年の芽でしょ、ここからが去年、ここは一昨年。ここを摘んでね、ここみたいに間延びしちゃっているところはそのまま今年の芽を摘んでも良くはならないから、去年のところまでさかのぼって摘んじゃう」という感じで詳しく教えてくれました。

 以前教室に、私はまだビニールポットに入った杜松宝を持ってきまして、今後どうすればいいのかを尋ねました。その結果、薄い鉢に植え替えて、芽摘みを春と秋にという点を中心に、この樹種の作り方を教わりました。私なりに、こんな感じかな?と芽摘みはしてみたのですが、間延びしてしまっているところなど、去年の葉まで今の時期にさかのぼってしまっていいものなのかどうかなど、多少気になるところもあり、今回また持って来て見ていただきました。

 結果、ちゃんと出来ているとのことでした。ひと安心です。摘み残しを2つほど摘んでいただき、あとはこれくらいの大きさを毎年芽を摘んで維持する、とのことでした。

 さらにもうひとつ。

杜松宝

 この右の枝が幹に寄り過ぎているので、針金は使わずにつっかえ棒をして少し外へ広げた方がいい、とのことでした。

杜松宝

 やってみました。うん、なるほど。

 こうして私の杜松宝もすこしずつ良くなっていきます。それにしても私は、何故皆が好む普通の杜松でなしに、この、あまり皆が気に留めない杜松宝などを手にしたのでしょうか?Tさんの展示にこの杜松宝があり、なんだか惹かれてしまったんですね。この頼りなげな姿に妙な親近感を感じてしまうんですね。

 教室がにぎやかなカオスに包まれる中、先日声をかけた、教室近くの飲食店の外人さんもチラリと顔を出しましたが、用があったのかしばらくの後に帰ってしまいましたね。また来るでしょうか。

 間近でベテランのツワモノがいろいろな木に手を入れる姿を見るのはとてもおもしろいです。この他にも、シンパク、ニオイカエデ、キンズなどに手を入れる様子、いちいち勉強になりました。まわりの先輩方も横で教えてくれます。このままいけば、私はもうすぐに盆栽名人になってしまうことでしょう。

 あぁ、自分の才能が怖いです。

 お近くにお住まいの方、当日参加の見学もお茶代500円で出来ますので、どうぞご参加ください。会場は現在、杉並区立永福和泉地域区民センターです。


日本小品盆栽協会東京支部 5月の例会

 5月16日は日本小品盆栽協会の例会です。

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 今回の基礎コーナーは「つつじ・皐月」です・・・が、私、このあたりがピカイチまったくわからないのです。しかし盆栽としてはとても馴染みが深いといいましょうか、小さい頃、近所のおじさんがよく皐月なんかの盆栽をやっていたものです。ちょっと気持ち悪い印象で...それゆえにでしょうか、今でも作る気になれません。

 休憩になると、私は大忙しです。お茶を出す手伝いをして、外までタバコを吸いに行って、そのあとカメラを持って会場の窓際に向かいます。

 窓際にはまた、いつものように季節の鉢が飾ってあるのです。せっかく飾ってあるのですから、しっかり見させてもらわないともったいないですね。

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 ガマズミです。取り木して作ったそうです。

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 こちらはウグイスカグラ。実が成っていますね。うちのはまだ花すらつける気配がありません。早く私も実成りを楽しみたいものです。

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 こちらは奥多摩のヤマアジサイだそうです。アジサイはここまできれいに育てるのに潅水の多さと、それだけでなしに空気中の水分も必要なので大変だそうです。私には無理そうです。しかしきれいですね。

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 ちょっと大きめのこちらは、すいません、名前を聞くのを忘れてしまいました。

 さて、このあとは講師Tさんによる教室でしたが、それはまた次回にでも。


寿マユミ!寿マユミ!寿マユミ!

 確か私のぼんやりした記憶では、寿マユミは1本で実がなる品種だったと思うのですが、調べてみても、どこにもそんなこと書いてありません。

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 少し前までツボミだった寿マユミの花が、

寿マユミ

 最近開きました。黒いところが花粉を持つオシベじゃないかしら?そして中央にメシベ?

 せっかく先日マユミのオス木を買って来た私ですが、とりあえず今年はオス木の花粉が付かないように管理して、私の記憶が正しいのかどうか確認してみようかと思います。 


タグ:寿マユミ

イボタの行方

 最近イボタの花が咲き出しました。

イボタ

 「イボタノキ。落葉低木。山野の林縁に自生し生垣として植栽される。樹皮に付くイボタロウムシの分泌するロウ状物質をイボタロウと呼び、かつては止血や強壮といった薬用や、家具のつや出しなどに用いた」

 ふむふむ、なるほどね。

 去年イボタを手に入れて、今年初めて花を見たわけですが、この花で気が付きました。仕事場の近くの公園にイボタがあったのです。今、同じ花が咲いています。

 このイボタノキは、名前で完全に損していますね。日本人にとっては響きの悪い名前です。

 この木、そろそろニョーンと伸びた枝を剪定しようと思いますが、それくらいで、これからの樹形のイメージが湧きません。

 つまりはどうも私、この木は何を楽しむ木なのかをわからずに持っているようです。

 そんなわけで、今年1年は無理に目指す樹形を考えずに、なんとなく育ててみましょう。そのうち良いアイディアが浮かびます。

 なんだかうちは、そんな木ばかりな気がします...


タグ:イボタ

鉢作り、失敗なのである。

 たまにはこんな、こジャレた形にも挑戦してみようと、先日手回しのロクロをえっちらおっちら回してみました。去年の年末に始めた手回しのロクロ。植え替え作業が忙しくて3カ月ほどホコリをかぶっていましたが、どうです、少しは上手くなったでしょうか?

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 縁の部分にまで溝を彫って繊細さをゴリ押しして、好感度アップを狙ってみました。足になる予定の部分へ続くきれいな曲線を描くのに苦心しました。

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 目立たないところにも丁寧にラインを彫って、愛好家のハートをワシヅカミにしてしまいます。

 あとは足の上にヒモを彫って、足はどう削っていこうかなぁ、シンプルなのがいいかなぁ、雲足がいいかなぁと、いよいよ楽しくなってきます。ところが、作業に勢いがついてきたあたりで....

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 縁の内側を削っている際に、あらら、この有様です。穴があきました。はい、今までの作業がすべてお釈迦です。

 別に泣いてるわけじゃないよ。ちょっと目に粘土の粉が入っただけさ。

 こうして小鉢を作っていると、手作りの鉢が小さくてもそれなりの額なのがわかります。とても神経を使い、時間もかかります。

 さあ、落ち込んでいる暇はありません。次の鉢にとりかかります。何故なら、ビキニの似合う美女たちが私の鉢の完成を、今か?今か?と常夏のビーチで待っているのですから!


タグ:鉢作り

我が家の夏の日差し対策です。

 今日も暑かったです。毎年少しずつ盆栽棚の環境を改造して、なるべく管理しやすくしているのですが、私はアパート暮らしで、大家さんの好意に甘えて外のスペースを使わせていただいているので、そう大掛かりなことはできないのですね。

 今日は連休の最後。奮起して夏の日差し対策を本格的に考えました。いつまでもミズゴケの力に頼っていられませんから。

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 棚を整理して、樹種もある程度考慮して配置の上、すだれで西側を覆えるようにしました。これでだいたい日の出からお昼前くらいまで陽が当たり、あとはやさしい日陰となります。すだれは脱着が簡単にできるようにしてありますので、調整しながら様子を見ます。

 こんなので快適な盆栽ライフを送れるでしょうか。木は満足してくれるでしょうか。ちなみに、さっきも言ったようにこの場所は大家さんの好意で使わせていただいている2階のいちスペースですので、あまり水をバシャバシャと使えません。なので毎回写真左隅の圧力式噴霧器でシュポシュポやって丁寧に水やりをしなくてはなりません。かけた水が地面を流れないような水受けの対策もしてあります。ちょっとずつ改良してやっとここまできました。理解のある大家さんに感謝です。

 密集した場所にお住まいの方だと、盆栽を始めてみたいけれども場所的に....と迷ったりもするでしょうが、うまいこと考えて、どうかがんばってください。私が感じたのは、まわりの人とうまくやっておくことがとても大事ということです。 

 ひと仕事終えて、ふと、先日買って来たオス木群が目に入りました。よく見れば昨日までまだツボミだったツルウメモドキのオスの花が開いていました。

ツルウメモドキ

 メス木を見ると....

ツルウメモドキ

 こちらも準備OKです。近くに置いておきましょう。さあ、私はここいらで失礼するよ。あとは若い者たちにお任せしましょう。


松柏宣言

 最近すっかり暖かくなってきました。日差しに夏を感じたりもします。

 うちの棚は今頃になると日差しも長くあたり、また風もよく抜けるので、小さな鉢はよく乾きます。最近当たり前のように小さな鉢を使っていますが、よくよく考えれば、去年までの私はこんなに小さな鉢は少ししか使っていませんでした。

 来る夏に対してしっかり準備しないと痛いメにあいそうです。

 そこで今日は、今年の植え替えの際に手を抜いてミズゴケをのせておかなかった鉢に改めて細かく刻んだミズゴケをのせておきました。

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 これでひと安心。様子を見ましょう。

 さて、私は雑木や実ものが好きでここまでやってきました。松柏は実生をたのしんではいますが、しっかりした松柏の盆栽を持ちたいとか作りたいという気持ちは乏しいまま来ました。しかし私もいずれ近いうちに日本小品盆栽協会の会長になるわけですし、うん、そうしたら「会長は松柏となると素人。からっきし駄目だね」とか言われてしまうので、今年から少しずつ勉強です。

 5月になったので、今日は杜松宝を植え替えてみました。双幹になるのかと思っていたら、ビニールポットの中からさらに幹が少し出てきて、こんな具合になりました。

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 結局イメージ通りの鉢と出会うことができなかったので、昨日大宮で買って来た鉢におさめてみました。杜松のことなんて何も知らないので、いちいちビクビクしながらの植え替えです。

 前にちらりと、杜松は根を巻き込んで切らずに植え替えると聞いたので、太い根だけ切って、細根は切らずに鉢の中に巻き込んでおきました。

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 そうそう、思ったより根の生えている部分が広かったので、薄い鉢におさめるため少しだけ切り詰めておきました。来年あたりもう少し切り詰めたいところです。大丈夫かなぁ...いちいち心配です。

 それにテッペンのあたりの芽が伸びて寝癖のようになってしまっています。どうにかした方がいいのでしょうけど....

 さらに大宮で、素人の私には丁度良い、500円!の吾妻五葉を買ってきましたよ。おじちゃんが言うには10年は経っているとか。育つがままにされた冴えない素材でしたが、私の手にかかればチョチョッと針金かけて、あらまぁ!ざっとこんなもんです。

吾妻五葉

 四国五葉の実生しかやったことのない私のネクストステージには、このあたりが丁度良いのではないでしょうか。ギターだって最初はアンプやら何やらひと通りセットになって2万円くらいので始めるものです。

 そんな私を冷笑するあなた。10年後、ギャフンと言わせてあげるから、見てらっしゃい!

 

 


わかるよおじいちゃん

 昨日の大宮盆栽祭りで私がとあるお店を物色していると、見知らぬ年配の男性二人組が現れました。そのうちの一人が、

 「この草だけで1000円は高いねぇ」

ともらすと、お店の方が、

 「それは鉢が○○さんのだから、その分高くなっちゃってね」

と答えます。するともう一人のおじいさんが、

 「わかるよ、わかる!これは○○の鉢だからね。うんうん、わかる。ねぇ、これは○○鉢だからね。わかるなぁ。」

と呪文のように「わかる」を繰り返します。お店の人が軽く受け流したあと、さらにトドメとばかりに

 「わかるなぁ。俺もやってるからわかるんだよ」と半分は独りごとのように噛みしめながらつぶやきます。

 そんな「わかるよおじいちゃん」が、自分の家族だとしたら少し面倒くさいと思う時もあるかも知れませんが、その場に居合わせた私としては、妙にかわいらしく、微笑ましく思えて、あやうく抱きしめてしまいそうになりました。

 「こら若僧!何をする!気持ちはわかるけどやめたまえ!わかるか?」

 実際に抱きしめたらこう言われたことでしょう。

 さて、私が別のお店で買い物をしていると東京支部のSさんがたまたまその場に現れました。しばらく私はSさんとお店の方の会話に混ぜていただいていたのですが、そこにお客さんの男性がひとり。何かお店の方に質問しようと、私にもよく聞こえなかったくらいの小さな声でしゃべったのですが、運悪くたまたまお店の方は別のお客さんの方へ離れて行ってしまったところでした。

 しばらくその男性の、反応されなかった声の余韻があたりに寂しく残ります。

 すると、10秒くらいの変な間をおいて、その横にいたSさんの口が開きました。山が動いたのです!その男性が尋ねたかった木について説明し始めたのです。その姿が全然偉そうじゃないんですね。

 「さすが、スジガネ入りの趣味家....この自然体にはかなわねぇ」

 私はそう思ったものです。不覚にも、「ちょっとかっこいい...」と思ってしまいました。

 そもそも私が初めて買おうとしている、私にとっては珍しい木についてSさんに尋ねると、必ずその木はSさんにとっては「昔もうさんざんやった」木になるようです。そんなSさんはこの日、小さな「猫萩」の根上がりを買って「今年はこれでたのしくなるぞ」とニンマリ幸せそうな笑みを浮かべていました。

 Sさんだけでなく、会の他の方も本当にいろいろなことを知っています。その力を、その数パーセントだけでも世界平和のために使っていたら世界はどうなっていたのかと、思いを馳せてしまいます。

 私も70歳になる頃にはそれだけの経験を持てていたらいいのですが、おそらく私は見ず知らずの若僧のブログで「わかんないおじいちゃん」と呼ばれるのがオチでしょう。


五月です。

 気が付けば、あっという間に5月です。

 今日は東京支部の方々数名と待ち合わせして大宮の盆栽祭りに行ってきました。

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 かなり混んでいたので、私、疲れました。安いものをコマゴマと買い物して、私はボチボチ楽しかったのですが、業者さんはあまり嬉しくないでしょう。

 先日グリーンクラブで細葉モミジというモミジを置いていた業者さんがいて、私はそれを買ってみたのですが、今日大宮でもお店を出していて、同じモミジの名札に「オリ姫」という字を加えていましたね。

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 節間は伸びるようですが、なかなか繊細な葉です。もう少し葉は大きくなるそうですが、どれくらいまでいくのでしょうか。

 この前東京支部の親睦会で安藤農園さんに行った帰りに、会のIさんに連れられてはしごした某盆栽園の隅っこには、清姫モミジの変異だか何だかで随分と葉の小さい、節間も伸びないモミジの苗を1つだけ置いていました。それはIさんがお買い上げでしたが、ヒョロっと仕立てるには丁度良さげでした。私も欲しかったので、今度ひと枝くださいとお願いしておきました。お店の方が言うには、挿せば100%着くんですって。本当ですかね。だったらもっと挿しておいてくれればいいのですが、あいにくそのお店のお客さんの主流はもっと大きな盆栽なので、あまり置かないんですって。

 そういえば、うちの実生ヤマモミジの中でもひとつ、おかしなことになっている奴がいましたっけ。

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 枝がひとつだけですが、異様に節間が短くなってしまっています。今たまたま環境か何かでこうなっているのか、固定されているのかわかりませんが、どうなんですかね。今後の様子を見てみましょう。

 さて、先ほどの細葉モミジ「オリヒメ」とやらをおいていたお店では今日、「一才沢フタギ」の挿し木を買いました。

一才沢フタギ

 挿し木おそらく1年くらいの小さなものです。別のお店で、もっと育った花付きの良いものもあったのですが、今日の私は何だかいつもに増して財布のヒモが固いようで、まだ針金の効く子供をさらってきました。

 この一才沢フタギ、確かに小さいうちから花が咲くのですが、一本だけではなかなか実を付けないようです。あるお店の人の話では、

 「ジベレリン処理すれば実は付くよ。トマトトーンは、試してないからわからないけど」

 だそうです。

 さて、私はこの木に実を成らせることができるのでしょうか?

(沢フタギは名前の通り山の沢、谷間や湿地に生える木なので水はしっかりあげた方がいいそうです)


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