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うち一番のゴージャス・ビューティーは、雨女。

 秋のバラの季節のようです。

 うちの木はタネから育てているものや、小さな苗木など、まだまだ花が咲くに至らないものが多く、少し色気のあるものがあれば、そこを通りがかる人もなごむだろうと、バラが3種類だけあります。

 その中でも私の一番のお気に入りは、ホワイトピーチオベーションです。

ホワイトピーチオベーション

 うちでは他のバラよりも少し遅れてこのバラの開花のピークが来ますが、まず、花が他のバラよりも長持ちしてくれます。さらに、一番いいのは、散る頃までほとんど花の色が悪くならないところです。

 ゆっくり咲いて、長くきれいです。

ホワイトピーチオベーション

 前にも書きましたが(http://itsuka-bonsai.blog.so-net.ne.jp/2009-05-21)、もともとこのバラは、近所のホームセンターで、年をまたいで売れ残ったもので、1年間売り場の隅で屈辱の扱いを受けて過ごしていたものが、最後には、ろくに葉っぱもない姿で2、3株をビニールポットにまとめて、ひと株100円の計算で投げ売られていたうちのひとつで、最初はひどい姿でした。

 ホームセンターが世話をするはずもないので、きっと無肥料だったのでしょう。悲しい記憶のせいか、このバラが咲き始めると、必ず雨が降ります。

 私はバラに詳しくはありませんが、それでも調べながら盆栽と並べて育ててみれば、元気にきれいな花を咲かせてくれます。

 最初はこっそり、「いずれは小さな鉢に・・・くくっ!」などと考えてはいましたが、育てれば育てるほど、バラは、底の深い大きな鉢の方がいいのだと、そう感じるようになりました。結婚するにはそれなりの覚悟がいるヤツです。いれば華やかですが、場所も手間もかかります。

 やはり、結婚するなら雑木です。花こそ、目立たないものが多いですが、落ち着きます。しなやかな枝の美しさ、幹模様のやさしさ・・・。ハッ!危うく、またしても、雑木と結婚しかけました。右手にハンコを持つところまでいっていました。

 盆栽には、危険がいっぱいです。


おかえり、ウメモドキ君

 今年は随分と木の数が増えたので、夏の間、枯らしたものこそ無かったものの、目が届かずに葉を痛めてしまったものが少しでました。

 今日は、前にも書いたウメモドキ(http://itsuka-bonsai.blog.so-net.ne.jp/2009-09-06-1)のその後です。

 元気そうに見えたそのウメモドキも、水切れは、かなりこたえたらしく、その後徐々に葉を枯らしていきました。

ウメモドキ

 もうダメかも・・と思いもしました。

 しかし、まだすべての葉が落ちたわけではなかったので、いったん鉢ごと、ひとまわり大きな鉢に埋めて、これ以上水切れをさせないように工夫して、また、負担を少しでも軽くと思い、たくさんなっていた実を、少し減らしてみました。

ウメモドキ

 葉っぱも、駄目になった部分は、切って除いておきました。

 そしてやっと最近、枝先などに新しく芽が吹き出し始めたのです。

ウメモドキ

 わかりにくいとは思いますが、あちこちに芽が吹いています。

ウメモドキ

 まだまだ安心できませんが、このまま順調に芽を開いていってくれれば、大丈夫でしょう。もう芽が出たのだし、肥料をあげても大丈夫かしら。これから、栄養を蓄えて、冬越しの準備です。


タグ:ウメモドキ

おかえり、ヒメシャラ君

 夏の間に、水切れでしょうか、葉のほとんどを痛めてしまい、その後、その多くを落としてしまった天城ヒメシャラ。すまない事をしました。その後は午前に少しだけ陽の当たる場所でずっと療養してもらっていました。

 どうにか持ちこたえて欲しいと願う日々でしたが、ついに新しい芽を吹き始めました。

天城ヒメシャラ

 枝先に、ポツリポツリと淡い緑です。

天城ヒメシャラ

 このまま落葉期まで、精一杯栄養をためこんで、冬に備えるのだよ。いいかい?君には迷惑をかけたが、どうか許してくれたまえ。ちょっと君には大きめの鉢だけども、私のお気に入りを君のためにチョイスしたのだよ。しっかり育って、この鉢に合うほどの立派な幹の盆栽になっておくれ。

 そう小さな盆栽に私が話しかけるハートウォーミングな場面でも、足元を狙って血に飢えた蚊軍です。私は落ち着いた振りをして、ゆっくりと鉢を棚に置くと、プルプルっと震えたあと、野獣のように暴れ出して、反撃にかかるのでした。


まずは、はじめの1歩です。

 先日吉祥寺に、陶芸用の粘土を見に行ってきました。一蒼さんに言われた通り、まずは土に触れてみて、それから手びねりの鉢あたりから始めてみようと、そんな感じで考えていました。

 売り場には、昔もチラッと見て混乱したんですが、たくさんの種類の粘土があります。どれを買えばいいのかしばらく考えていると、案の定、頭から煙が出てきました。こりゃマイッタと、別フロアの書店に移動です。何か陶芸の本でも読めば、土を選ぶヒントがあるかもしれません。

 大きな書店だったのですが、やはり、盆栽の鉢をテーマにした陶芸の本はありませんでした。そこで、良さげな陶芸の入門書を1冊購入しました。

 しかし、それでもどの土を買っていいものか、答えは出ず、勘で、「並漉」と書いてあるものと、「古信楽荒目」と書いてあるものを買ってみました。

 本には、始めに土の固さを均一にするために「荒練り」を、次に粘土から空気を抜く「菊練り」をすると書いてありました。確かに一蒼さんの通販のページで、菊練りの場面を紹介していました。

 そこで本を見つつ荒練り、次に菊練り、と試してみたのですが、菊練りがわかりません。YouTubeで検索して、動画を見てみたのですが、よくわからんのです。何度も、いろいろな人の動画を見て、その練り方が土の空気を抜く「しくみ」はわかった気がしたのですが、実際にできません。その練り方をすると、しだいに粘土に菊の花の模様ができて、最後には砲弾型になるはずなのですが、私がやると、菊の模様が出る前に、いきなり砲弾型です・・。

 本のすみのほうには、私をなぐさめるかのように、「菊練りは、個人差もあるが、慣れるまで時間がかかる」と書いてありました。

 いいのです。じっくり練習していきます。私が今まで好きなことにのめり込むことができたのは、最初にチャレンジして上手くいかなくとも、人からヘタクソと言われても、向いてないと言われても、いつか見ていろよと、心を折らなかったからだと思っています。人はなかなか、人の評価ばかりを気にしていると、その人の心を解放してくれるようなことでも、気付かずに、自分からすり抜けて行ってしまいがちです。また、人にはそれぞれ違った、のみ込んでいくペースがあります。興味があるなら自分を信じてあげて、じっくりやっていけばいいのだと思っています。

 さて、土を練るのは案外体力を使い、この涼しさなのに汗が出てきて、おまけに、何度やってもいきなり砲弾型で、さすがにイライラしてきた私は、さらりと考えを改め、粘土で形を作ってみることにしました。頑固さは、体に良くありません。

 とりあえず、粘土でおおまかな鉢の形を作り、少し乾かして、盆栽で使っているデザインナイフで形を削り出してみることにしました。

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 第1号は、写真には写っていませんが、削って形を整えているうちにかなり薄くなってしまい、裏側の高台という足場を削り出している時に、側面が割れてしまいました。

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 2日目の第2号は、その点に注意して、今度は丸いのを作ってみました。

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 しかし、丸いものはやはり、ロクロで作らないと形がイビツになってしまいます。

 次の瞬間、私は押入れから、使われずにいた扇風機を引っ張り出し、羽根をはずして、これで電動ロクロにならないかと、扇風機の軸に粘土をのせていました。私という人間の、危険なヒラメキの瞬間です。

 結果は、回転するうちに、のっかった粘土の芯がブれ、傾き、その傾きが遠心力を生み、その遠心力で粘土がブッ飛んでしまいました。あげくの果てに、成形のために粘土に力をいれると、モーターの動きが圧迫されるからでしょうか、次第に危険な臭いがし始めました。

 こうして、私の思いつきは、無残に敗れたのです。

 いえいえ、いいのです。電動ロクロはやってみたいですが、良しと思うまでは我慢です。しばらくは手でこねて、削って、とたのしんでみます。そして、いつか菊練りを!


タグ:鉢作り

虫の声を聴きながら、アゲハチョウのその後、など

 私は、月に1度は近所の井草八幡に行きます。自転車で5分ほどの、私のお気に入りの場所です。今日から休みだったので、早速行くつもりで準備をしていると、遠くから大きな太鼓の音が聞こえてきました。

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 今月末に町を太鼓を叩いてねり歩いたりするお祭りがあるからでしょう、練習のようなことをしていました。子供もその音を聞きつけて、見物に来ました。

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 昨夜は随分と風が吹いたようで、朝には多くの鉢がカラカラに乾いていました。実をつけたウメモドキは乾きで葉を縮れさせてしまっていました。今年2度目です。鉢土が少ない盆栽だったので、気をつけなければいけなかったのに、やってしまいました。

 今うちでは、ミニバラの秋の開花シーズンが来ていて、咲いているもの、もう少しのつぼみなど、にぎやかです。

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 名前は知りませんが、去年その辺でタネをとって、今年の春に隅っこの鉢にまいておいた草も、やっと、花でしょうか?素朴だけれども、これはこれでいいものです。

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 ところで、先日のアゲハの卵ですが、数日後、無事にかえったようです。

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 出てきた幼虫は自分の卵の殻を食べます。

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 私の小指と比べてみると、生まれたばかりはこんなです。

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 それが10日ほどで、こんなです。今年のうちにチョウになるのでしょうか、サナギのまま冬を越すのでしょうか・・・

 と、気にしている振りをしていますが、所詮、私の柑橘類を荒らす奴らです。心は許してやりません。やさしくすると、つけあがります。しまいには、「もっと別の柑橘、ないの?」とか注文してくるでしょう。軒先を貸しても、母屋は渡しません。

 と、今日は、とりとめなくフワフワと書いてみました。外からは、ひんやりとした空気にのって、虫の声。静かな秋の夜です。

 


空き地のホームランが、盆栽鉢を壊す確率

 さてさて、やっと私も休みに入りました。今日は先日の小品盆栽フェスティバルで買って来た鉢について書こうと思います。

 まずは一蒼さんのところで買って来たものたちです。こんなのからいきますか。

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 この大きなホクロが気に入って買いました。

 そういえば、最初わからず、鉢の正面は、

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こんな風に、足が前に2本見える状態かと思っていました。初心者にとってはわかりずらいところです。

 次に、今回手に入れた中で一番小さい鉢です。

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 幅4センチほどです。このひび割れの模様は、貫入といって、釉(うわぐすり)が冷める時に割れてできるものだそうです。

 こちらは白っぽいけれども薄っすら青を感じる、幅6センチ、高さ4センチほどの鉢です。

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 一蒼さんから聞いた話では、木のために、小さな鉢でもなるべく多く土が入るように、できるだけ薄く作るんだそうです。今年の7月に新しく作った、娘さん絵付けの豆鉢を、その話の際に紹介していただきましたが、持ってみてびっくり、すごく軽いのです。ものすごく薄く作ってありました。

 今回は、白っぽいものに何故か多くひかれました。また白系ですが、形が別です。

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 小判型で、約7.5センチ幅です。とても気に入っています。厚さがあまりないので夏に乾いてしまわないかドキドキしますが、似合う木ができたら早く使ってみたいです。

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 この鉢は、写真ではわかりにくいですが、紺色の奥に赤っぽい色が見えます。私はまったくの素人なのでわかりませんが、瑠璃というのでしょうか?なにもわからずにものを言って、あとで恥ずかしい思いをするのが怖いですが、奥に薄っすら別の色が見えるのがきれいで買った一蒼さんの鉢が他にもあり、とても気に入っています。

 一蒼さんのところの最後は、少し大きめで、幅10センチちょっとある小判型です。

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 売り場で、遠目にあって、パッと目に入ってきたので買ってしまいました。私は今まで、紫色とは縁の薄い人生を送ってきました。ところが盆栽を通じてムラサキシキブに諭され、変わって来ています。

 あとは別のところでいくつか買いましたが、ひとつだけ。

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 いいなぁ・・と思って手にとって見ていたら、お店の人が、「それは30年位前の曜山だよ。やっぱし今の曜山より昔の曜山の方がいいね。その金額はお得だよ。在庫一掃だからね」というようなことを言っていました。無知な私は、曜山という人がどんな人だか知りません。ネットで調べてみましたが、まだよくわかりません。ただひとつわかるのは、「今の君より昔の君の方がよかった」と言われたとしたら、つらいだろうなぁ・・・ってことです。ひぃ!

 好き好みはありますが、これから、鉢についてはもっと勉強しようと思っています。

 明日は、陶芸用具店へ粘土を見に行ってきます。一蒼さんに、最初に始めることとして、粘土を触って練って、感触を知ること、と言われたからです。ワクワクします。関係ありませんが、先日の小品盆栽フェスティバルのあと、私が、ライト方向にホームランを打つ夢を見ました。ギリギリでしたが、気分爽快のホームランでした。


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第33回 東京支部展 小品盆栽フェスティバル 3

 昨日とは、うって変わっての快晴、今日もまた、小品盆栽フェスティバルへ行くのです。イチョウ盆栽の講座を受けるのです。ガバッと起きて準備をすると、私の着物のすそをつかんで止める妻の手を、ええぃ、放せ!行かねばならぬのだ!男には、男にはなぁ!と振り払い、あやうく大事な反物すら持ち出してしまいそうな勢いで出発です。

 上野の山を越え、不忍池の弁天様を抜けて行きます。歩きながら、ふと目に入った絵馬には、ハングル文字で何か書いてある脇に、「日本は美しい」と書いてあるのが見えました。ありがとよ、と会釈して、道を急ぎます。ボート乗り場を過ぎればあと一息です。急いで歩いていても、盆栽で鍛えぬかれた私の目は、見逃しませんでした。

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 植え込みの中に3センチほどの糸トンボです。なかなかアップで撮れず、もじもじと苦労している間に、私がカメラを持つ手にイチモンジセセリというチョウチョがとまってしまいました。カメラのピントを合わしている最中だったので動けず、無視です。手にチョウチョがとまったままトンボの写真をとる、とびきりファンシーな私です。前に書いた通り、どうも私は虫に寄って来られて困ります。何度も言いますが、私は木が好きですが、花は咲きません。

 さてさて、ギリギリでイチョウ盆栽の講座に間に合いました。講座は、二人の講師の方が時間を半分ずつ使っておこなわれました。

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 写真には、実がなっているものもありますが、そこまで持っていくには、やはり、公孫樹と書き、孫の代にならないと実を結ばないというだけあって、なかなか時間がかかるようです。先生方は、実生苗を台木にして、実がなるイチョウの木の短枝を接ぎ木(割り接ぎ)して、何年も持ち込んでいるそうです。

また、イチョウといえば、まっすぐ上を向いて伸びる姿が自然ですが、小品盆栽のサイズでその樹形で、実成りを期待するのは無理だ、と得意げな顔であきらめていました。

 質問の時間も終わり、講座は終了となりました。うちにもイチョウの実生苗が数本あり、これからのヒントになるような話を聞けて、とてもたのしい時間でした。講座が終わるとすぐに、講座の進行をしていた小品盆栽協会の方が私の席までやってきて、

 「3日間、お疲れ様でした。」

と、小声で私に声をかけてくれました。私からは照れ笑いしか出てきませんでした。

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 今日は他にも、とてもすばらしいことがありました。初日の分で書いた盆栽鉢作家の一蒼さんと、再び話す機会があり、これから私が鉢作りをするにあたっての、いろいろな相談にのっていただけると、私にはもったいない言葉をたくさんいただきました。胸がいっぱいでここには書ききれませんが、娘さんに、私のことを、一番弟子、と紹介していただいたこともうれしく、「そのうちに、うちまでいらっしゃい」と、気さくにさそっていただいたことも、感激です。

 なんだか、小品盆栽協会入会を少し考え始め、一蒼さんとの話で、踏み込めずにいた鉢作りに一歩踏み込めて、この3日間で、私の未来がまた一段階、予想できないわからないものになりました。一体私はどこへ向って行くのでしょうか。

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 どうやら、今回で100話目の記事になるそうです。いろいろ書きました。こんな貧しい、ふざけた独り言みたいなブログを、いつも読んでくださっているやさしい方々に、これも節目、感謝いたします。マイペースな更新にはなりますが、これからも、どうぞよろしくお願いいたします。


第33回 東京支部展 小品盆栽フェスティバル 2

 朝から雨が降ったり止んだりでしたが、今日も講座を受けに上野へ行きました。

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 霧がかかったような、ぼんやりかすむ景色が私を迎えます。また来たのかい?と。

 蓮の花はその多くが終わり、シャワーになっています。

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 雨のせいでしょうか、なんだか上野の山も池も、まったりとしています。 

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 今日は草もの盆栽についての講座です。

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 私はまだ、草ものについて、ほとんどなにも知りません。またまた最前列で、しっかりメモをとりながら、しっかり勉強です。

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 草の名前すらわからないような私でしたが十分面白い講座で、受けてよかったです。

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 これらのちいさな草もの盆栽には、樹木の盆栽と組み合わせて飾り、季節や場所などを感じさせる役割があるとのことです。

 この2日間一生懸命働いてくれている私の脳みそ。昨日から盆栽漬けで、もう葉っぱが生えてきています。明日は最終日、イチョウ盆栽です。イチョウについて1時間、講座をひらける先生がすごいです。本でもイチョウは、軽くふれられて終ってしまうことが多いので、明日もしっかり勉強してきます。

 


第33回 東京支部展 小品盆栽フェスティバル

 秋の展示会の季節です。ついに来ました。

 今日から上野グリーンクラブでは、日本小品盆栽協会東京支部の小品盆栽フェスティバルが始まりました。

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 たのしみにしていたのです。しかも、小品盆栽基礎講座もやるということで、なおさらです。おにぎりをほお張って気合いを入れて、いざ出陣です。上野に駆けつけました。

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 (2メートル近くありそうな外国の方が、小さな盆栽を手に取る姿はすごいものがありました) 

 入口には、前回と同じく、私が好きな鉢作家の一蒼さんのお店がありました。盆栽講座まで、少し時間があったので、さらりと見させてもらい、数個だけ買って、(小鉢を1個オマケしてもらいました)「またあとで来ます」と講座を受けに行きました。

 講座は日本盆栽協会の方が講師として、今日は、盆栽の増やし方とのことでしたが、思った以上に内容が濃く、とても面白い内容でした。最前列で、メモをとりながら受講です。

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 講師の方が手に持っているのはサルスベリの小品盆栽です。 

 質問などで予定の1時間も過ぎるほどでしたが、興味深い話と、講師の方が持って来た盆栽を、私たちが手にとって見れるようにと、席にまわしてくれるという心遣いで、あっという間でした。

 講師の方が、実生した宮様カエデの珍品を紹介してくれました。

 普通の宮様カエデのタネの羽根は

宮様カエデ

こんな感じの色ですが、講師の方の実生で生まれたのは、

宮様カエデ

羽根がこんなに鮮やかな色です。

 講座のあとは、あっちこっちのお店で鉢を中心に買い物をして、展示を見て、帰りました。5時間、頭の中は盆栽まみれで、脳みそから芽やら根が生えてきてもおかしくないほどでした。

 最後に一蒼さんとゆっくりお話ができたことが、とてもうれしかったです。とてもやさしそうな方で、商売人の匂いもなく、鉢を作ることのよろこびがじんじんと伝わってきました。

 一蒼さんは、今の私と同じ、35歳から、まったくの独学で、鉢作りを始めたそうで、現在68歳です。本だけを頼りに勉強して、当時、あまりお金もないからと、古いレコードプレイヤーを改造してロクロを作ったそうです。私が、私も一度鉢を作ってみたく思っていて、近所の陶芸教室に通おうかと考えもするが、盆栽鉢は普通の陶芸教室で教わるものではないだろうし・・・などと煮え切らないことを言うと、ひと目盛りだけだけども、あきらかに強い語気で、独学をすすめてくれました。もし欲しければ、あっちこっち線を引いたり、何度も読んだりで、かなり汚れてしまっているけども、自分が最初に読んで勉強した本をあげるから、とまで言ってくれました。そして、なるべくお金をかけずに、作れるものは手作りで、といったこともアドバイスしていただきました。

 私はもう、胸がいっぱいで、どれを買おうかと鉢を選べる目ではありませんでした。鉢の形も色も、ぼやけてしまいます。いえ、目にゴミが入っただけです。玉ねぎが目にしみただけなのです。

 他にもいろいろと紹介したいことがまだまだあったのですが、頭がパンクしそうなので、今日はこのへんで。明日は草ものについての盆栽講座があるそうです。

 


秋のウメモドキ

 今年青い実がついた状態で買ったウメモドキも、実が鮮やかな赤に染まりました。

ウメモドキ

 8月に、水切れだったのでしょうか、葉が痛んでしまったところもありますが、なかなか元気そうです。本で読んだところによると、水切れによる葉焼けは実を早く赤くさせ、来年の花芽形成にも影響するとか。まだ慣れていない樹種です。今後、注意して見ていきます。

 ウメモドキは、放っておくと、来年になっても実をつけたままにしています。あんまり頑張らせると、来年の成長にひびきますので、遅くならないうちに収穫しようと思っています。

 そうそう、この木は雌雄異株です。オスとメスがあります。しかしまだうちには雄株がありませんので、来年からの実成りを期待できません。なので、この木からタネをとって、来年実生します。実生苗の7~8割はオスだそうです。今年実生分は、残念ながら、弱々しいのが1つ芽を出しただけでした。3年くらいで花が咲き、雌雄がわかると書いている本もあります。

 盆栽をやっている時の感覚では、花を見るまで3年なんて早いものですが、我に返るとなかなか先に思えます。中学1年生が卒業してしまうのですから。

 それでも、3年経つ頃、このウメモドキがさらにその姿をステキにしていると考えると、たのしみでなりません。

 時間というものは、万国共通の尺度のはずですが、人の思いによっていくらでも変化する、ややこしいものだと感じます。


タグ:ウメモドキ

カラスアゲハの産卵に立ち会う私の物語

 午前の水やりの時に、アゲハチョウが柑橘類の葉の裏に卵を産んでいるのを何個も発見しました。初夏から秋まで、毎年、たまにふわりと飛んで来ては卵を産みつけて、何も言わずに去って行きます。去年までは、見つけたらそれをすぐとって、捨てていました。でも、幼虫は、確かに葉っぱをたくさん食べてしまいますが、柑橘は、元気に育っていれば、また新しい芽を吹いて、別の葉を展開させたりもして、決してそれくらいでは枯れたりしません。ただ、見た目がだいぶ痛々しくなるし、やはり葉が少なくなればその分光合成の量が減って弱くなるでしょうし、放ってはおけません。

 それでもアゲハチョウはきれいで、街で見かければ、悪い気がしないどころかうれしいくらいで、そんな生き物の卵をやたらに捨てるのも、なんだか気がとがめて、去年から、アゲハチョウ用に柑橘類の実生苗をひとカゴ、2~30株ほど育て始め、卵や幼虫を見つけたらそこに放して好きにさせています。ただ、私もそれほどお人よしではないので、カゴに放した後のことは、羽化できたかどうかなど、知ったことではありません。羽化したヤツも、うちには戻ってきて欲しくないのです。そのたびに卵を産まれるのですから、迷惑です。

 私はうちの棚にアゲハが来ると、両手をブンブンと振り回したり、水やり用の噴霧器でシュワーっと霧をまいたりして、追っ払います。2~3度そうすると、アゲハのほうで「こいつはまともじゃない、危険だ」と察して、離れて行きます。友達に見られれば、友達すらも離れていくほどの勢いでそれをやります。

 さてさて、今日は水やりの最中、ふわふわとカラスアゲハが飛んで来ました。普段来るのは、ナミアゲハっていうんでしょうか、黄色いアゲハが多かったので、今日は追い払わずにじっと産卵風景を観察させてもらいました。

 アゲハチョウは、経験から言ってそのほとんどが、羽ばたきながら葉っぱにとまって、腹を釣り針のように曲げて、葉の裏に卵を産んでいます。そのほうが、雨風もしのげるし、都合がいいのでしょう。しかしこのカラスアゲハは、1個目を柑橘の幹に産みつけました。

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 おしいけど、残念!と、こぶしを胸の前でにぎりしめて、目をきつく閉じている私がいました。そしてカラスアゲハは2回目のチャレンジに移りました。よく狙いをさだめるのです、カラス婦人!

 今度は別の株の、針金の先に産みつけました。

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 うーん、残念!手元でなしに、腰元がブレたのでしょう。次こそ頼みますよ!

 そんな私の思いに反して、カラスアゲハはフワフワと棚の風よけのためのビニールに近付き、

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そこに最後の1個を産みつけて、またフワフワと飛び去っていきました。

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 そんな投げやりな産卵って、ないだろう。ビニールでいいなら、他で産んでくれよ・・・と、なんだか馬鹿にされた気分です。しかしよく考えてみれば、見つけた卵は取って、例の柑橘苗のカゴに移動させている私です、腹を立てる道理がありません。むしろ、見つかりやすいところへ産んでくれて、感謝すべきです。

 いやいや、アゲハチョウの産卵らしくないのだから・・アゲハはアゲハらしく・・といってみたところで、じゃあ、自分はまわりの人と同じことをやれてきたか、と・・・。

 すみませんでした。私が勝手でありました。どうぞ、ビニールなりアルミなり、好きな所へ産みつけください。あとのことは、私がうまくやっておきます。へぇ、へぇ、どうぞご心配なく。

 気の弱い私は、結局アゲハチョウにさえも頭が上がりません。

 


ドキュメント 姫ザクロの剪定を追う!

 真実は知りませんが、私の経験から言わせてもらうと、真夏の蚊よりも、夏が終わって少し涼しくなってからの蚊の方が、群れて、より血に飢えて、恐ろしい気がします。

 しかしせっかく涼しい夜です。盆栽、始めましょう。そして、蚊が吸えない程に、その血を熱くしちゃいましょう。

 今夜は以前から2度ほど紹介している姫ザクロの剪定をすることにしました。

 さて、今年の春に観賞鉢に植え替えてみたら(http://itsuka-bonsai.blog.so-net.ne.jp/2009-04-01)、なかなかやっかいなところから芽を吹いた(http://itsuka-bonsai.blog.so-net.ne.jp/2009-05-17)この実生姫ザクロの現在の姿です。

姫ザクロ

 難しいところから芽が吹きましたが、どうにかここまでもって来ました。しかし、不要な枝もまだ残しているのでモシャモシャです。今の時期に剪定なんて話は聞きませんが、この木は作っている最中ですから花も実も気にしないですし、「冬の間に必要な枝が枯れてしまわないように、余計な枝を落として、そこにまわすエネルギーを必要な枝に集中させるため、今から残す枝を決めて、これから落葉まで、じっくり栄養をその枝に蓄えてもらう」という、私の発想があるのです。・・・いや、発想だなんて気どっちゃって、すみません、ただの思いつきです。きっと枝を切りたいだけなのです。責任は持てません。マネだけはやめておいて下さい。

 さて、どの枝を抜けば将来の樹形が見えてくるか・・と、ジロジロ見てみます。

姫ザクロ

 最初に、この下から2番目の枝が幹を貫くように左右に出ています。この十字架スタイルは格好良くならないので、全体の枝の流れを見て、左側の枝を元から切ってしまいます。

姫ザクロ

 いいでしょう。次は上の方です。

 ニョーンと長く伸びたてっぺんに注目します。

姫ザクロ

 矢印のところで長い枝を切ってしまえば、背を小さくまとめられるだけでなしに、幹に一曲できます。これを、芯を立て替えるとか言ったりしますね。いやぁ、今日の私は盆栽っぽいことやってますねぇ。さあ、思い切っていっちゃいましょう。

姫ザクロ

 どうでしょうか。枝を2本抜いただけですが、

姫ザクロ

最初と比べてだいぶ印象が変わりました。この木の未来が見えてきました。

 先程言った通り、残す枝は、枝先がまだ細いので、切ったりしないで、冬を生き残れる枝になってもらうため、このまま落葉まで精一杯充実してもらいます。

 さあさあ、姫ザクロ君、秋の日差しをたっぷり浴びて、厳しい冬に備えようじゃないか。肥料もそろそろあげよう。しっかり育つんだよ。


イチジクの思い出

 あっという間に9月です。夕方、裏のおじいさんちの庭では、ひぐらしが鳴きました。

 秋です。そして、私に、秋というよりは、「夏の終わり」を強く感じさせる、イチジクの実も売られ始めました。

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 ものごころついた時から昆虫や動物に興味があったので、夏休みは毎日のように近所を虫採りで歩きまわっていました。空き地の草原で、知らない家の塀を乗り越えてその裏庭の木で、いろんな虫をつかまえたものです。イチジクの木にはカミキリムシやハナムグリが集まるので、私の狩場のひとつでした。その記憶は、「野趣あふれる匂い」とでもいいましょうか、あのイチジクの独特な匂いをかぐ度によみがえります。夏が終わるにつれて赤く熟していくイチジクの実は、私の視覚と嗅覚と、時々味覚と、カミキリムシの歯ぎしりは聴覚を、ハナムグリを手の中におさめた時の、足のチクチク感は触覚を、イチジクの木を舞台に私の五感はおおいに刺激されたようです。

 余談ですが、先日、仕事で腹の立つことがあって、公園のベンチに座って休んでいたら、ハナムグリがホバリングで私の胸や腕や顔のギリギリ数センチを離れずにずっと 飛んでいました。私は樹木が好きですが、さすがに花は咲きません。それを小声でハナムグリに説明しましたが、なかなか理解してくれませんでした。チョウチョが私のモミアゲにとまって離れないことがあったほど、私はなんだか妙に虫に寄って来られるタチなようです。少し恥ずかしいです。

 しかしながら実際、イチジクというものは、そんなにうまいものでもありません。地味な味です。でも何故だか毎年買ってしまうんです。買う時は盛り上がるのですが、食べると、夏休みが終わってしまうかのような寂しさがじんわりと広がります。なんだか面倒くさい果物です。

 盆栽ではたまに、イチジクの仲間のイヌビワを作っているのを見ますが、うちには今年発芽の芽しかありません。

イヌビワ

 まるでスプラウトのように密に生えていますが、マヨネーズをかけてもうまくないと思います。 

 このイヌビワは、イヌビワコバチという虫と奇妙な共生関係があるのですが、その内容はなかなかややっこしく、勉強してまた今度書きます。

 このブログは、盆栽を中心に樹木をテーマに書いているので、関係ないことなのですが、少しだけ。

 先日の選挙、行ってきました。私なりに考えて投票しました。変化に不安と混乱はつきものですが、少し長い目で見てあげたく思っています。思う存分やれる期間をあげたく思っています。


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