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挿し木症候群とは

 挿し木症候群。盆栽愛好家に蔓延する症状で、現代の医学をもってしてもその原因と治療法ははっきりしない。この病にかかると、まず、剪定した枝が捨てられなくなります。

 いつだったか、しばらく前に、姫ザクロの剪定をしました。私はまた切り落とした枝の切り口をナイフで鉛筆のように削り直し、木部と表皮の間の緑色の、形成層と呼ばれる部分をできるだけ多く出して、水を吸わせておくために、水につけておいたようです。しかし生活に追われ土に挿すこともせず、たまに水を替えるだけで放置していました。それが、2~3日前に水の中で発根しているのに気付いたのです。

 また増やしてしまいました。しかしながら、さすが盆栽界のオオカミと呼ばれる私だけあって、いい感じの枝を選んだようです。小さな観賞鉢に移してみました。

姫ザクロ

 いかがでしょうか?樹高6センチほどのミニ盆栽ができあがりました。肩肘はらずに気軽に楽しみましょう。


タグ:姫ザクロ

夏休み 木の不思議特集~蓮・アキニレ

 今日テレビが、中尊寺蓮が咲いたと伝えていました。なんでも、昔、中尊寺を調査した時に、「首桶」という不気味な名前の桶から、まあ、やっぱり首が入っていたんでしょうけど、一緒に蓮のタネもあったらしくて、どこぞの大学の教授に播種育成を依頼、平成10年、800年ぶりの開花に至ったそうで、中尊寺蓮と命名されたんだとか。

 蓮といえば、この前上野に行った時に、不忍池でも咲いていました。

不忍池 蓮

 去年から、7月下旬の盆栽即売会に行っているので、弁天様を通りながら蓮を眺めるのが好例になってきました。冬になると、シャワーみたいな感じのふざけた姿に変わります。ところで、この蓮が生える不忍池、1967年の地下鉄千代田線の建設工事の際、土砂が崩れて池の底が一部抜けたらしいです。30000トンの水がトンネルに流れ込んだって、恐怖です。

 弁天様を過ぎてボート乗り場まで来ると、アキニレが植えてあります。ここのアキニレの中には、中尊寺蓮まではいきませんが、数奇な運命をたどる奴がいます。

アキニレ

 幹に、以前あったと思われる柵が呑み込まれているようなのです。

アキニレ

 季節は違いますが、同じ木の逆側の写真ですね。そして根っこのあたりにも注目です。

アキニレ

 さらに新しい柵の支柱を呑みこんで来ています。いったいこの木は、どこから来て、どこへ向かおうとしているのでしょうか。樹木とは、何者なのでしょうか。あぁ、今夜も眠れません・・・


タグ: アキニレ

岩田シデ男さん、準備はいいですか?

 少し時期は遅くなりましたが、シデブラザーズの期待の星、イワシデ君に取り木をかけました。

イワシデ

 ごらんの通り、立ち上がりに大した曲もなく、迷うところですが、三又になっているところの真ん中の幹に取り木をかけて、右の枝にはこれから幹として生きてもらいます。また、そこから出る立ち枝には芯となっていただきます。各自、役割分担を確認し次第、配置につけぇ!

 イワシデ

 例のごとく、環状剝皮です。取り木をせずに切ってしまってもいいのですが、なんだかやっぱりさらりと切り捨てることができません。上は上で育てます。

イワシデ

 今回は気まぐれで、ミズゴケで覆ったあと、吸水性のある緑色のテープで固定して、その上からビニールを巻いたので、うっすら緑がみえます。秋には発根してくれると思いますが、これでは緑テープが邪魔して、ビニール越しに確認できません。でも心配いりません。私くらいになると、見なくても、手をかざすだけで発根したかどうかがわかります。皆さんにはまだ無理なので、真似しないでください。


仙台から来た変わり者、八つ房性のニレケヤキ

 また梅雨に戻ったかのような空模様が続いています。朝の水やりが楽なので助かっています。先日即売会で買ってきた木にとってみても、3日間エアコンの効いた会場にいて、急に暑い屋外にもってこられるよりも、この方が、温度差に慣れるのに好都合だろうと思います。

 ちょっとした面白いものを買ってきました。ニレケヤキ(アキニレ)には荒皮性、小葉性、斑入り種、八つ房性などがあるそうですが、八つ房性のニレケヤキです。

ニレケヤキ

 これで12センチほどです。枝が密に生え、節間が密で、葉もすごく小さいので、大木の縮小版みたいに見えます。また、自然についたと思われる、幹のゆるやかな曲りが、なんとも味があります。仙台のほうの業者さんから仕入れたそうです。

ニレケヤキ

 この人差し指と比べてもらえれば、その葉の小ささがわかると思います。

 来年の植え替え時には観賞鉢に移してたのしみましょう。少しシブめの鉢が似合いそうです。密生した小枝をダメにしないためにも、冬の寒風による枝枯れに注意です。

 しかし、まったく手を出さずにこれだけの雰囲気を持っているのなら、私の出る幕は、ないんじゃないかしら・・と、複雑な思いです。


盆栽大野さん

 上野グリーンクラブの展示即売でいつもお店を出している、盆栽大野さんという盆栽屋さんがあります。先日の常設売店の即売イベントでも、小品盆栽を中心に、盆栽素材など、種類の豊富さが素晴らしい品揃えで、私の少ないお小遣いも、弱味につけこまれて6千円分ほどの紙が元通り木に変わりました。

 盆栽大野さんのホームページ

http://bonsai-ohno-a.com/index.html

 即売会の会場を見てまわる際、たのしいのは、業者さんたち同士の話をこっそり聞くことです。いつも面白い話が聞けます。

例えば、盆栽大野さんが某盆栽屋さんに尋ねます。

「ねぇ、ツルウメモドキとかさぁ、大きくなるとオスもメスも無くなってこない?」

「あぁ、山とかに生えてると、オスなんだかメスなんだか、わけわかんねぇな」

 うそ!と思い、耳がピクッとしました。確かに人間も年をとってくるとおばさんみたいなおじさんや、おじさんみたいなおばさんが現れますが、それとこれとは話は別です。

 さらにこうも言います。

「うちの家の入口にツルウメモドキが生えてるんだけど、最近、通るたびに、垂れ下ったツルウメモドキがバチッって顔に当たるの。切っちゃおうかって思うんだけど、なんだか切るのもかわいそうで、そのままなのよ」

 えぇ!と、マスオさんのような声が出て、また耳がピクッとしました。盆栽屋さんでも切るのをかわいそうと、思うの!と。こんな話は私相手ではなかなか出て来ません。

 そんな盆栽大野さんで買ったものをひとつ、紹介します。ウメモドキの小品です。

ウメモドキ

 やさしい姿です。立ち上がりがブーツカットのジーンズ的なシルエットです。

ウメモドキ

 実もたくさんついています。

ウメモドキ

 秋には赤く色づくのです。

ウメモドキ

 一の枝の、元の部分が気になりますが、そのうちどうにかなるでしょう。鉢もいい感じです。だいぶ使い込まれた鉢のようです。「時代がのる」とか、盆栽用語で言うみたいです。私はまだ、恥ずかしくてそんな言葉、人前で使えません。・・この場をかりて、試しにちょっと使ってみてもいいっすか?

 「いやぁ、この鉢、時代がのってていいねぇ、君」

 大丈夫だったでしょうか?


タグ:ウメモドキ

‘上野グリーンクラブ常設売店夏の小品盆栽と山野草展’の思い出

 昨日上野に行って、少し買い物をしてきました。2009_0719_151609-DSCF6930.JPG

 盆栽屋さんが集まって、ここぞとばかりに私たちの弱味につけこんで、素敵な盆栽やワクワクする苗木を買わせるための会場です。

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 このお店では小さなものをたくさん置いていました。いろいろな業者さんが、私たちのささやかなお小遣いを搾取すべく、それぞれの専門、得意分野のものを出しています。

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 こちらのお店はカキが専門です。たくさんの種類のロウヤ柿をそろえています。実に、柿が好きなんだなあ、と感じさせてくれるお店です。

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 サルナシばかりが並ぶ一角もありました。たくさん実をつけていました。うちのサルナシは大事そうに1個の実をぶらさげているだけです。10月くらいに熟すようです。食する方はその頃に。

 最終日の午後にギリギリで行ったせいか、お客さんは少しでした。良いものはもう売れてしまっていたのでしょう。それでも、見ているとついつい買いたくなってしまうのです。1個400円、3個で1000円とか書かれて売られると、何だか3個買わないと縁起が悪いような気さえしてきます。

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 外にもありましたが、時間がなく、さらっと見ただけでした。こちらは常設売店の品物でしょう。上野のグリーンクラブでは、ほとんどいつも、ここで盆栽を売っています。でも、やはり、いろんな盆栽屋さんが集まる日に行ったほうがたのしいのです。いいものが集まる、珍しいものが見つかる、面白い話が聞こえてくる、などなどです。

 今日はこのあたりで。


ちいさなちいさなサルスベリを前にして、男心が震える。それをぐっとこらえる。

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 小さな鉢に入っているのはサルスベリです。地中に埋まっていた芽が吹いて、しかも発根していたので、切り離して豆鉢に移してみました。

 このサイズでは何年待っても花は難しいと思いますが、花だけが木ではありません。良いところを引き出してあげましょう。

 内心、夏の日差しにすぐやられてしまうかもな、と、心構えはしていたのですが、以前に紹介した夏の乾き対策(http://itsuka-bonsai.blog.so-net.ne.jp/2009-05-09)のおかげで、案外平気でした。

 かわいいと 思うが言えぬ 豆盆栽

 こんな一句で、多感な三十路の男心を表してみました。


タグ:サルスベリ

怒りのカマツカ

 梅雨もあけて、いよいよ本格的な夏に突入です。盆栽愛好家のみなさん、毎日水やりご苦労様です。最近は風もあるので余計に乾きます。朝、仕事前と、夜、帰宅後、しっかり水やりをしますが、それでもギリギリです。帰って来た私を、何も言わずにうつろな目をして力なく笑って迎えてくれる盆栽たちを見ると、不憫なので、できる限り過ごしやすいようにしてあげようと思ってはいるのですが・・思案中です。

 そんなこんなで今、盆栽は、管理と観察だけで多くの時間を費やさざるを得ない日々です。休みの日には、よく掃除をしてあげています。鉢土の表面が、地衣類だか肥料のせいだかわかりませんが、黒く変色していると、土の乾き具合を見間違えるので、汚れた部分を新しい土と替えます。また、乾き加減云々は置いておいても、私としては、きれいにしておいた方が見ていて落ち着きます。そうすると、しっかり観察します。そうすると、ちょっとした変化に気付けます。毛虫や病気に早く気付けます。

 うちのカマツカは最近何やら変化しています。しばらく前に幹のあちこちから芽を吹き出したかと思ったら、その後、樹皮が割れて来ました。

カマツカ

カマツカ

カマツカ

 なんだか怒っているかのようです。マンガでは、服がやぶけて、やたら強くなったりしますが。幹が太ってきたのでしょうか。怖いです。それにしても、いい感じで低い位置に芽吹いてくれたものです。これから先が楽しみな素材です。


タグ:カマツカ

ナツツバキとヒメシャラの違い その2

 みんな大好きヒメシャラです。今日は今春うちに来たばかりの新米です。色がきれいです。淡い緑の葉のふちの赤がチャームポイントです。

ヒメシャラ

 のっぽです。少し上の方からとってますのでわかりにくいですが、多分、30センチ近くあるんではないでしょうか。こぼれダネからの実生苗らしいです。曲も勝手についたものみたいです。うちにきてからも枝を数本抜いただけで、他は手をつけていません。

 やっぱりヒメシャラ、爽やか、軽やかにキメたいものです。しかしそれには、もとからある曲が、少しキツイ気がします。また、少し斜めに植え過ぎた感もありますが、急がずに様子を見守ります。

 地植えだったからでしょうか、節間はだいぶ広がっていますが、生育自体は順調です。

 少し前、ナツツバキ(シャラノキ)とヒメシャラの違いを調べていましたが(http://itsuka-bonsai.blog.so-net.ne.jp/2009-06-07)、新しいポイントを2つほど見つけました。

 一、ナツツバキは幹が白に近い灰色なのに対して、ヒメシャラは赤っぽい茶色が強い。

 一、ナツツバキは葉っぱの葉脈がシワになって見えるコッテリ顔なのに対して、ヒメシャラの葉脈は、主脈以外あまりシワになっていないあっさり顔。

 これで花が付いていなくてもすぐわかります。長い人生、一度はナツツバキとヒメシャラの見分けがつくかつかないかで、その人の人生の明暗が分かれる瞬間があるといいます。違いがわからなかったばっかしに人生を棒に振り、酒浸りの人生を送った人の話をこの前耳にしました。気をつけないと、いけません。

 思いつくままに書いただけの、妄想に端を発した、いい加減な話はほどほどにしておきます。そんな瞬間もないし、そんな人、いるなら話をじっくり聞いてみたいものです。

 最後に、前に見つけてその雰囲気に驚いた、屋久島のヒメシャラの写真が見れるところを紹介しておきます。ヒメシャラなのに、この威圧感、そして横に座る犬のかわいらしさ・・

 屋久島の自然・木本・ヒメシャラhttp://yakushima.org/himeshar.htm


イヌシデの時間ですよ

 名前の頭になぜか‘イヌ’の付く木がたくさんあります。イヌブナ、イヌビワ、イヌザクラ、イヌマキ・・。ややっこしいこと限りないです

 イヌと付けるのは、

①軽蔑の意味を表す。

②よく似ているが、実は違っているものを表す。まがいもの。

③役に立たないもの、無駄であることを表す。

と、辞書にあって、植物名で使う場合は②となっています。以前本だかTVで、「材や価値が劣る」的な意味だと、聞いたことがあります。犬死に、犬侍。とにかく、あまりいい意味では使われない言葉です。

 今うちにはイヌビワの芽がたくさんありますが、そちらは「季刊 芽」におまかせして、まあ、こちらも芽なんですが、イヌシデを載せておきます。

イヌシデ

 盆栽ではあまり人気のない樹種のようです。あまり見かけません。これも公園のこぼれタネをもらったものです。しかし、この私のもとに来たからにはもう、イヌだなんて付けさせません。これから君は、狼だ!月夜に吠える、血に飢えたオオカミシデだ!!アウォー-ォッ!

 盛り上がってきました。このまましばらく伸ばして、すこし太ってもらいます。いずれどこかの枝を残して切って、芯を一度立て替えてみようかと。それほど形を作り込む気はありませんが、せっかく若い苗から作るのですから、厳しくいってみます。君の生まれがイヌだろうと、この「盆栽界のオオカミ」と呼ばれる私のもとで育てば、君も立派なオオカミなのだよ。

 すこしわかりにくいですが、下の方の葉腋から芽が出はじめています。

イヌシデ

 どんな姿になるのかは、まだ、何もわかりません。相手次第です。計画、イメージも、すぐ変更になったりします。試行錯誤です。もっと集めて、涼しげな寄せ植えもいいですね。・・・オオカミの群れだ!

 アウォ~~ォッ!


アカシデの時間です

アカシデ

 このアカシデは、私のお気に入りです。芽摘みを繰り返し、だいぶ葉が茂ってきました。

 5月中旬はこんなでした。

アカシデ

 もう少し枝を伏せたほうがいいかもなあ、と、最近考えています。うちに来て1年ちょっとくらいでしょうか、毎日見ているとわかりにくいですが、最近少し太った気がします。

アカシデ

 太い幹には憧れますが、細い幹に囲まれていると、だんだん細い幹がかわいらしく思えてきます。このアカシデも、そのうち幹にあの独特のタテ線が入ってくるのかと、まだ見ぬその姿に思いを馳せてしまいます。

アカシデ

 かけておいた針金の取るタイミングを誤り、少し傷が残ってしまいましたが、きっとすぐ治るでしょう。この子は強い子です。


石原のおばあさんと蝋梅(ロウバイ)

 蝋梅(ロウバイ)は、梅という字を書いても梅の仲間ではなく、ロウバイ科ロウバイ属、梅とは関係ありません。名前の由来は諸説あるようですが、蝋細工のような花を咲かせるから、というのが一番しっくりきます。

 と、このへんにロウバイの花の写真をはさんでおくのがスジだろうと、そうは思うのですが、私、あいにく花の写真を持っていません。イマジネーションで補ってください。

 ロウバイは、まだ厳冬期といってもいい1月中下旬から、あるいはもっと早い時期から、葉っぱのないまま、黄色い透明感のある花をたくさん咲かせます。さみしい冬の景色に咲くその姿はなんとも嬉しく、また、とてもいい香りがします(ちなみにこの木、根っこも不思議な匂いがします)。

 なので私も育てたいと、あっちこっちから探してきたタネで実生。数株の苗があります。

ロウバイ

 おそらく、ホームセンターなどを探さないで、実生をまず選んでしまったあたりで過ちを犯しているのでしょうが、現在実生ロウバイ2年生、花を咲かすには実生後6~7年、もしかしたら10年近くかかるそうです。

 私がはじめてロウバイを知ったのは、確かおととしの正月が過ぎた頃です。仕事の関係でたまにお宅を伺う、石原さんというおばあさんの家の玄関脇でした。それまで何年もその家には伺っていたのですが、ロウバイの木は、ただの「木」でした。人間、まわりにどれだけ美しいものがあっても、気づけてないことが多いです。豊かさ然り、幸せ然り、です。

 石原のおばあさんとの出会いは衝撃的でした。

初めて会った時、自宅2階から、窓を出て屋根を足場に歩いたところ(つまり2階の外壁)になぜか水道の蛇口があって、それが古くて、少し水が漏れちゃってるかも知れないから、見てもらえないかという話でした。まあ、見るだけ見てみましょうと、2階の窓をくぐり抜け、屋根瓦を緊張しながら踏みしめて、壁沿いをゆっくりカニ歩きで歩いて行きました。やっとその蛇口があるところまで着くと、窓の方から「どうです~?」とおばあさんの声。振り向くと、現在86歳、当時は82、3歳の石原のおばあさん、窓をくぐり抜け、手すりもなにもない、屋根瓦の上に降り立ち、どこにもつかまらずに、自然な姿でこっちを見ていました。 

 そんな石原のおばあさんは、2本あるから1本あげるわよ、と私の身長より高いロウバイを指差したこともありますが、その時は、とりあえず、遠慮しておきました。

「今、タネから育てている苗があるので、それが花を咲かすまでがんばってみます」というと、

「ほんとに、どうして男の人ってそうロマンばかり追いたがるのかしらね?」だそうです。

 ちなみに石原さんちに植わっているロウバイも、タネから育てたものらしいです。

「うちのもタネから育てたものだから、園芸品種のロウバイの花よりは地味だけれども、私はこのくらいの花が好きだね」と去年、ロウバイの花の前で言っていました。

・実生から長い時間をかけ開花させるのは、男のロマン。男はそれを追いたがる。

・おばあさんちのロウバイはタネから育てたもの。

・おばあさんは園芸品種よりは地味だけども、そのロウバイの花が好き。

・そこのおじいさんは、昔、もうすでに他界。

なんだかロマンスの匂いがするのは考え過ぎでしょうか。もしかしたら、このロウバイのタネをまいたのは、昔なくなったおじいさんかも知れません。

 昨日また石原のおばあさんに会いましたが、いつものように買い物カートをグイグイと引っぱりながらしっかり歩いていました。東京の86歳のおばあさんのスピードではありません。肌も、ものすごくぴちぴちしています。それをほめると、

「みんなそうやってオベンチャラ言って、もう鏡なんて随分見てないよ」と、軽く笑いました。オベンチャラとは関西の方の言葉で、お世辞、おべっかみたいな意味だそうです。「今は平均寿命も随分のびたおかげで、なんだか生きていなきゃなんないけど、私は別にいいのよ」などと、私を困らせるようなことをいいます。

 私はこのおばあさんが好きで、いつかおばあさんのところのロウバイの枝を少しもらって、うちの実生苗に接いで育てたくも思っています。内気な私はそれを伝えるタイミングがまだつかめませんが、その時までにもう少し、接ぎ木の技術を磨いておきたいです。

 


タグ:ロウバイ

ALA検証実験 6月中間報告 [ALA検証実験]

 ジメジメの空気です。おかげで水やりは楽させてもらっています。この季節が関係あるのかどうか、わかりませんが、最近続けて3鉢、かわいい奴が逝きました。

 ひとつは、去年買った、挿し木苗かな?と思われる小さなマユミ‘寿’。

マユミ‘寿’ 

そしてもう2つが、ALA検証実験中の挿し木苗2年生を含む赤松です。

赤松

 マユミが枯れた原因で思いつくことをあげると、

・春の芽出しの段階からそれ程元気がなかった。冬季管理?

・数か月の間、表土のほぼすべてを厚いコケが覆っていた。

・日当たりが弱め、短めの場所にあった。

・雨続きの日々

などです。 見た目から、病気ではなさそうです。これと原因を特定できないのが残念ですが、枯れかたと、原因として思いつくことを何かが枯れる度にあげておけば、いずれ多くがわかるようになってくるのではないかと、勝手に自分に期待しています。

 赤松は、去年も数株枯れましたが、今年のは少し様子が違います。去年の枯れかたは、葉っぱの真ん中あたりが急にポツリと変色して、そこから枯れていきました。なので、病気ではないかと思い、消毒しました。その後その症状の再発はありません。

 今年は葉っぱの元から枯れて来ました。原因・・思いつくこと・・

・雨続きの日々

・‘乾かし気味の管理’のはずが、‘乾かし過ぎの管理’の日があったかも・・

・身勝手にも‘ALA検証実験’などと称して、意味のないはなはだ迷惑な好奇心に溺れ、そこまでしないでもいいのに、日当たりの悪いところへ追いやった馬鹿者がいる。しかもそいつはこの他にミニバラも弱らせている。

 すみません・・。でも、まだ続けます。続けさせて下さい。まだカリンのALA検証が残っているんです。せめて冬まで、カリンが落葉するまでは・・

 ALA検証実験 6月中間報告

雨続きの日々には気をつけろ!


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